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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム >  パンドラ映画館  > 『フューリー』の硬質なる魅力
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.298

平常時とは、まるで異なる倫理観と時間の流れ──ブラピ主演映画『フューリー』の硬質なる魅力

fury1127_03.jpg新兵役のローガン・ラーマンは青春映画『ウォールフラワー』(12)をはじめ、童貞少年役で引っ張りだこ。戦時中ながらドイツ人女性といいムードに。

 怒濤のごとく押し寄せてくる時間の流れの中で、ノーマンは立ち止まることを許されない。その日、ノーマンは捕虜を殺害し、出会ったばかりの女を抱き、酒を呑み、そして仲間たちと共に戦った。『フューリー』は戦場映画であると同時に、時間をめぐる物語でもある。長い長い1日が終わった。ノーマンはもはや新兵ではなく、老成した疲れ果てたベテラン兵となっていた。
(文=長野辰次)

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『フューリー』
製作総指揮/ブラッド・ピット 製作・脚本・監督/デヴィッド・エアー 出演/ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザックス、スコット・イーストウッド 
配給/KADOKAWA 11月28日(金)より全国超拡大ロードショー 
(c)Noman Licensing,LLC 2014 
http://fury-movie.jp

最終更新:2014/11/28 14:00
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