高倉健さん訃報……ヤクザ映画全盛期の、本職との“付き合い方”って?
#暴力団 #高倉健
“ジーパン刑事”の愛称でおなじみのジャーナリスト・片岡亮が、集めるだけ集めたのに忙しすぎて記事にできないマル秘裏ネタ情報を、日刊サイゾー芸能担当と大放言! ここだけの話、かなりヤバいです……。
年末のボクシング番組で引き抜き合戦!?
サイゾー担当 ボクシング取材も熱いジーパンさん、年末が近づいてくると、芸能より恒例の大みそか興行が気になったりしませんか?
片岡 もちろんですよ。大みそかというより、12月は世界戦ラッシュという感じで、テレビ局が特番に向けて躍起になるんです。
サイゾー担当 毎年、TBSとテレビ東京が大みそかのボクシング放送をやってますけど、今年はどうなりそうなんですか?
片岡 大混乱ですよ。TBSは3年連続で井岡一翔を放送してきましたけど、今年は世界タイトルマッチが決まらない状況で、開催自体も危なかったとか。プロデューサーがほかの世界戦を組んでカップリングさせようと奔走してますが、なんと他局に出ていた選手に引き抜きオファーかけたって話です。
サイゾー担当 うわぁ……、えげつないなあ。
片岡 世界タイトルといっても、実際の価値はピンキリですから、マッチメイクさえ良ければ世界戦にこだわる必要はないと思うんですけど、やっぱりテレビ局としてはCMスポンサーへの営業もあって、世界タイトルマッチの看板は必要不可欠なんでしょうね。
サイゾー担当 そもそも、なんで世界タイトルマッチが決まらなかったんでしょう?
片岡 それはもう、相手を選びすぎたからとしか言いようがないですね。世界王座って4団体もあるんですから、相手を選ばなければ不可能なんてことはないでしょう。特に井岡のような軽量級は欧米で争奪戦になっているわけではないですし、日本のテレビ局が特番に出す予算は、海外から見れば破格の条件になるので。
サイゾー担当 相手選びって、要するに“勝てそうな相手を見つける”ってことですよね。対するテレ東は、3大世界戦が決まっています。
片岡 ただ、こっちもWBA世界スーパーフライ級チャンピオンの河野公平に、亀田興毅を挑戦させるプランを春ごろから進めていたんですが、それが実現しなかったことでズルズルと時間がたってしまった。おかげで中南米の挑戦者とやる試合が、仕方なく組んだような印象になってしまいました。同時に防衛戦を組んでいるスーパーフェザー級王者の内山高志も、この影響で1年ぶりの試合になってしまいましたし。そんなところで出てきたのがフジテレビです。
サイゾー担当 井上尚弥や八重樫東の世界戦が大みそかの前日、12月30日に開催されるやつですね。
片岡 あえて大みそかにこだわらず、という姿勢で世界戦を3つも組んで、そこに金メダリストの村田諒太の試合も組み入れて、豪華な興行に。こちらは井上がビックリするようなマッチメイクで、デビュー8戦目でいきなり2階級も上げて11度防衛しているチャンピオン、オマール・ナルバエスに挑戦。これでファンの注目は、大みそかより30日に集中していますね。
サイゾー担当 テレビ局的には、NHK『紅白歌合戦』と勝負しないほうが数字取れそうですしね。
片岡 実際、同日に特番をやる他局のプロデューサーが「嫌だなあ」って言ってましたよ。「ボクシング中継はいきなり大きな数字を取らなくても、ときどきチャンネルを変えたときに目が留まって、そのまま見入ってしまう人も少なくないから」って。
サイゾー担当 思い返せば、フジって昨年の大みそかは東京五輪決定スペシャルが視聴率1%台という悲惨なことになってましたよね。今年は大丈夫なのかなあ。そんな年の瀬を前に、名優・高倉健さんが亡くなられてしまいましたが……。
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