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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > “交番SEX”報道がハレンチすぎる!?
週刊誌スクープ大賞

「セクハラ被害」訴える一方で、複数の男性警官と関係を……“交番SEX”報道のハレンチすぎる現実

 その直後、激しい爆音が聞こえた。ヘリコプターが中国漁船に向かってすさまじい勢いで直進し、ヘリコプターの大きな機体が中国漁船に突っ込んでいった。

「中国漁船の甲板にいた数人が吹っ飛ばされたのと同時に、ヘリコプターからロープが放り出される。即座に、何人もの黒ずくめの者たちがロープを伝って中国漁船に降下してゆく。(中略)
 甲板に降り立った“黒ずくめの男たち”の動きは速かった。先の長い、銃らしきものを構えたまま、あっという間に中国漁船の至る所へ突入。信じがたいスピードとアクション映画のような技で、次々と船員たちをなぎ倒してゆく姿が見えた」(文春)

 こうして、SSTといわれる海上保安庁の特殊部隊は領海内で赤サンゴを密漁していた中国漁船を急襲して制圧。船員たちを横須賀へと連行したそうだ。

 SSTについて軍関係者の間で知られているのは、関西国際空港の警備部隊と、フランスからのプルトニウム運搬船警備部隊を合体し、1996年に創設されたという事実だけだ。

 安倍首相を直接補佐する官邸の政府関係者に、この事実をぶつけたという。

「恐れていたことが起こらなかったことに深く安堵した。なぜなら、今回の中国漁船への対応は、日中首脳会談の実現の成否を握っていたからだ」

 もし日中が衝突して犠牲者が出れば、首脳会談は吹っ飛びかねなかったというのである。

 しかもSSTが中国漁船を急襲したのは、この日ばかりではないようだ。

 石破茂地方創生・国家戦略特別区域担当大臣は、こうした違法な漁船を取り締まるための法改正が必要だとし、こう話す。

「いま小笠原諸島周辺で行われている行為は、密漁なんていわんでしょう。普通は隠れてやるものですが、あまりにも白昼、堂々とし過ぎている」

 私も、中国漁船のサンゴの密漁は見逃すべきではないと思う。サンゴが少なくなればそこに生息している魚たちの生態系も変わってくるから、日本の漁師たちには死活問題である。

 こうした輩に毅然とした態度で臨むのは国として当たり前のことだ。それで中国側が何かいってくるのなら、わが国は盗人を捕まえただけだといってやればいい。こんなことで中国側に遠慮することなど、私もないと思う。

 さて、11月17日の朝刊、第二社会面にこんな記事が出た。

「勤務中、同僚女性にキスやセクハラ 警察官4人を処分
 警視庁綾瀬署(東京都足立区)で女性警察官を勤務中の交番に泊まらせたり、セクハラ行為をしたりしたとして、署員の男女4人が内規上の処分を受け、今月までに辞職していたことが同庁への取材で分かった。同庁は『4人の行為はいずれも懲戒処分には当たらない』として公表していなかった。
 同庁によると、同署地域課の男性巡査部長は今年に入って、勤務中に交番を訪ねてきた女性警察官とキスするなどした。同課の別の男性巡査は勤務する交番にこの女性警察官を泊まらせた。それぞれ女性警察官が承知のうえでのことで、交番勤務が1人態勢になる時間帯だった。さらに同署生活安全課の男性警部補はこの女性警察官に対して、セクハラ行為をしたという。
 一連の問題は、女性警察官が警部補のセクハラ行為について相談したことをきっかけに発覚。懲戒処分にしなかった理由について、同庁幹部は『行為の性質や勤務に与えた影響を総合的に勘案した』と説明している」

「同庁への取材で分かった」と書いているが、これはポストの記事に出ると分かったから、あわてて取材したのではないのか。

 ポストは「身内の恥を晒すことになるだけでなく、地域安全の根幹を揺るがしかねない」と、厳重な箝口令が敷かれていたこのスキャンダルをスクープしたのだ。これが今週の第1位!

 ポストでは、どこの交番とは書いていないが、警視庁関係者の話を総合すると、某日、若い男性警官が1人で勤務している某交番に20代前半とおぼしき女性が訪れたという。

 手には菓子折か、弁当か、手土産らしき包みを携えていたそうだ。男性警官とその女性は交番のバックヤードにある宿直用の休憩室へと消えていった。そして男女は、仮眠用の寝具が置かれた宿直室で、時を忘れて秘め事を楽しんだ──という。

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