トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 元ビークル日高央が激白!
THE STARBEMS『VANISHING CITY』発売インタビュー

イカ天でバンドを辞めた! 震災で怒った! 元ビークル日高央が新バンドを立ち上げたワケとは

hidaka_starbems_main.jpgTHE STARBEMS

 テレビアニメ『BECK』(テレビ東京系)の主題歌を担当し、謎の覆面音楽集団として人気を博したBEAT CRUSADERSの日高央(ヒダカトオル)率いるPUNKバンド・THE STARBEMS(ザ・スターベムズ)の新作『VANISHING CITY』(ヴァニッシング・シティ)が、11月12日に発売された。ウルトラセブンや仮面ライダーなどの特撮ロケ地としても知られる茨城の採石場で撮影したというミュージックビデオもすでに解禁され、ラウドでPOPな新作の一端が明らかになっているが、その新作はもちろん、ビークル結成から解散、新バンドの立ち上げまで、日高のこれまでの音楽人生や音楽観をあらためて尋ねてみた。

──日高さんといえば、お面をかぶったあのビークル(BEAT CRUSADERS)のイメージがパッと浮かぶわけですが、近年は「MAN WITH A MISSION」をはじめ、ビークルを受け継ぐような新しい覆面バンドが次々に登場しています。彼らの成功を見ていると、ビークルはまさにそのジャンルの先駆けだったのでは、と思いますが。

日高 結果的に、ですけどね。でも、それ以前にも覆面で活動していたバンドはもちろんいましたけどね。

──ビークルでお面をかぶって活動し始めたきっかけというのは、なんだったのでしょう?

日高 デビュー前、LD&Kというインディーズアーティストを扱う音楽レーベルに勤めていて、当時、会社にバレないように、とかぶり始めたのがきっかけだったんです。

──隠れるつもりが、逆に注目を集めてしまったわけですね。

日高 そうです。最初はこんなに売れると思っていなかったので、予想外でしたよね。お面なんて、半分シャレみたいなもんでしたから。「サラリーマンバンドマンが、顔隠して匿名でパンクをやりまーす」って。そのほうがYMOみたいでかっこいい、って思っていたんですよ。YMOも最初、誰が坂本(龍一)さんとか、わかんなかったじゃないですか。みんなサングラスして、人民服着て。そんな感じがいいなって、軽いノリだったんです。

──会社にバレた後も、結局顔を隠して活動されていました。

日高 そういうスタイルが好きだったというのもありますね。あと、隠していたほうが都合のいいことも多かったんですよ。AVとかも楽に借りられますしね。風俗行ってもバレないしね(笑)。顔が有名になったって、いいことなんて何もないですから。

──前述の「MAN WITH A MISSION」に関しては、日高さんがメンバー説というのも出ました。

日高 ありがたいお話ですけど、よく聴けば違いは分かりますよね(笑)。かわいい後輩たちです。覆面バンドでは、彼らを越えるようなインパクトのものは、もうなかなか現れないでしょうね。でも、お面をかぶってパフォーマンスって、俺もやっていた経験から、気の毒だなとも思いますよ。ライブとか大変だしね。あと、顔が見えてないのにかっこいい、かわいいとか言われてね。そんなかわいそうなことってないんですよ。ビークルもそうでしたが、お面を見て「日高さんかっこいい」ってブログにコメントされてもね、どう応えていいかわからないんですよ。

──日高さんの話に戻りますが、そもそも音楽を始めるきっかけってなんだったんですか?

日高 小さい頃はモンキーズやビートルズが好きだったんですけど、中学校の時にラフィンノーズが出てきて、その影響から自分も一気にパンクにいっちゃったという感じでしたね。YMOも同時期に出てきて、ロック、パンク、テクノを同時進行で好きになっていって、自分もバンドを始めるようになったと。

12345
ページ上部へ戻る

配給映画