松任谷由実の“生歌”が超絶劣化……高音が伸びず「まるでヘリウムガスを吸ったよう?」
#松任谷由実
ユーミンこと、シンガーソングライターの松任谷由実が、自身の楽曲と演劇を融合させた音楽劇『Yuming sings… あなたがいたから私がいた』を東京・帝国劇場で今月31日まで上演している。
戦争に翻弄された男女を軸に描かれた物語で、演劇のパートの主演は女優の比嘉愛未、演出・脚本は夫で音楽プロデューサーの松任谷正隆氏が手がけ、ユーミンが劇の合間に登場し10曲ほどの楽曲を披露。ユーミンファンにとっては、たまらない公演のはずだったが……。
「S席は1万2,500円、A席は9,000円だが、客入りは悪くない。というのも、公演前から新聞販売店を介した割引チケットを売り出すなどして、なんとか埋めているようだ。2012年にも貫地谷しほり主演で音楽劇が上演されたが、その時と比べ、今回のユーミンは衰えばかりが目立つ。『守ってあげたい』『春よ、来い』『卒業写真』などおなじみのヒット曲を歌うが、全体的に曲のキーを下げ、徐々にキーを上げる部分では声を精いっぱい張っても出なかったり、高音が詰まってヘリウムガスを吸ったような荒れた声になるのが痛々しかった」(観劇した音楽関係者)
公開リハーサルの際に行われた会見で、ユーミンは「(前作では涙を拭うハンカチが必要と話したが)今回はバスタオルが必要。大変自信を持ってます」と、感動作に仕上がったことを自信満々にアピール。さらには、「帝劇は座長が公演初日に豪華な差し入れをするのが伝統だが、ユーミンは全キャストとスタッフ分、約200個もの京都の料亭会席弁当を差し入れた」(芸能デスク)というだけに、並々ならぬ意気込みで臨んでいる。
「かつてはCDのミリオン突破が当たり前だったユーミンだが、昨年11月に発売された最新アルバムの売り上げは11万枚程度。過去のCDのリマスター盤を連発して、なんとか稼いでいる。12月にはホテルオークラでディナーショーを開催し、チケットの価格は国内最高の6万円。とはいえ、今のユーミンの歌声をそんな高額チケットを買ってまで聴きたいかどうか、往年のファンとしては微妙なところか」(先の音楽関係者)
ネットオークションには同公演のチケットが多数出品されているが、まったく高騰しておらず、ペアでは定価を下回っているにもかかわらず、なかなか入札されないものも目立つ。もはやユーミンの今後は歌声ではなく、どんな“仕掛け”で観客を動員するかにかかっているようだ。
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