“偽ベートーベン”佐村河内守氏が、和田アキ子に宣戦布告! その狙いとは──
#和田アキ子 #佐村河内守
久しぶりにその名前を聞いた。耳がまったく聞こえない全聾(ろう)であることを偽っていた佐村河内守氏が、“芸能界の女番長”こと和田アキ子に牙をむいた。
「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の放送人権委員会は22日、ゴーストライター騒動が発覚した佐村河内氏の謝罪会見を取り上げたTBS系情報バラエティ番組『アッコにおまかせ!』について、審理入りを決めたことを明らかにした。同氏が8月26日付で委員会に人権侵害を申し立てていた。
問題となったのは、謝罪会見を取り上げた3月9日放送分。VTRでその模様を流し、その後、アッコら出演者が意見するという流れだった。佐村河内氏は申立書の中で「視聴者に『聴覚障害者であるかのように装って記者会見に臨んだ』との印象を与えた。同程度の聴覚障害のハンディキャップを持つ者に対しても、社会生活上深刻な悪影響を与えた」と、名誉侵害を主張。また、番組に「悪意ある編集」があったとも訴えた。
これに、TBSは「綿密な取材と診断書についての専門家の見解の上で制作しており『悪意ある編集』などによって聴覚障害がないと断定したものでもない」とコメント。一部で争う姿勢を見せている。
テレビ関係者は「誰もが佐村河内氏に対して『おまえが言うな!』とツッコミたくなりますが、彼は全聾ではないものの、音がゆがんで聞こえる感音性難聴と診断されている。要は『俺もれっきとした聴覚障害者』ということ。彼はメディアをくまなくチェックしていて、中でも『おまかせ』の扱いがひどかったと憤慨。弁護士を通じて、以前から『おまかせ』に抗議していたそうです」と話す。
とはいえ、佐村河内氏をネタにしていたのは、『おまかせ』だけではない。なぜ同番組だけが、攻撃対象に選ばれたのか――。これに、某週刊誌デスクは次のように推察する。
「やはり、和田アキ子の存在が大きいでしょう。彼女はネットを中心に嫌われキャラで通っている。ここにケンカを売っても、佐村河内氏はそこまで叩かれないと計算したのでは? 嫌われ者だからこそわかる、絶妙の選択。現にネット上では、佐村河内氏を応援する書き込みも多く見られます」
佐村河内氏は、騒動を機に収入が激減。再び音楽関係の仕事に就きたいようだが、どこからも相手にされていない。
前出テレビ関係者は「佐村河内氏は、地に落ちたイメージを回復しなければ何も始まらないと考えている。『おまかせ』がBPOで問題になれば、少なくともメディアはバッシングしにくくなる。それを復活への足掛かりにしたいのでしょう」と話す。
和田アキ子を“踏み台”にするつもりなのか――。
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