プロ野球・楽天“デーブ”大久保博元監督、船出から「ピリピリムード」の舞台裏
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プロ野球・楽天の大久保博元2軍監督が14日、仙台市内で会見を行い、1軍監督就任を報告した。この日の朝、2軍監督として宮崎市内での練習試合の指揮を執ろうとした矢先、就任要請を受けて仙台にトンボ帰り。慌ただしい中で「デーブ政権」が誕生した。
先月18日、星野仙一前監督が辞任を表明。それから26日間の紆余曲折を経てたどり着いた結論は、デーブ監督の内部昇格だった。会見では「星野監督以下、立花(陽三)社長、みなさんのおかげで日本一のチーム、ユニホームに生まれ変わりました。残された課題は、常勝軍団を作ること。星野監督の意思の下、同じ思いでやってきましたので、気持ちを引き継いで精いっぱいやらせていただきたいと思います」と所信表明。15日からはコボスタ宮城での秋季練習に参加しているが、今回の監督就任は、さまざまな危険をはらんでいる。
「大久保氏が就任候補に挙がってから、ファンからはダーティーなイメージがあることで敬遠されています。『ファンを辞める』宣言が続出。球団の公式TwitterやFacebookにも、大久保氏の監督就任反対の意見が多数書き込まれた。また、ネット上では三木谷(浩史)オーナーや立花社長に対し、大久保監督を就任させないよう、反対する署名が集まったり、デモ計画まであった。そのため、球団側も過敏に反応。就任会見では、いわゆるマスコミ1社の代表質問のみで、恒例の写真撮影もなし。聞けば『ここでいつも通りやると、ファンだけでなくスポンサーからもクレームがきてしまい、大変なことになるので、穏便にやろうということで決着がついた』そうです」(チーム関係者)
もっとも、大久保氏近いある球界関係者は、今回の騒ぎについて「本人はある程度予想もしていたし、仕方がない。でも、言われのない誹謗中傷が続いたら、法的手段に訴えることも辞さないだろう」としている。
船出からピリピリムードが漂う中、“常勝軍団”が作れるのか心配だ。
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