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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > ハーフ芸人はやっぱりオイシイ?
『よしもと若手“ほぼほぼ”オールスターズ大運動会』DVD発売記念

マテンロウ・アントニー×デニス・植野行雄 「若手」高齢化社会の“ハーフ芸人”という番外地

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植野 でも、僕らが出場することで、来年あたりから世界戦になるかもしれませんよ。どっかのアメリカのコメディ事務所みたいな。

アントニー 「面白いおじさん達チーム」「情熱トライアングルズ」「おしゃべり野郎Aチーム」「チーム★スーパールーキー」と、もう一つ僕らが作りましょう。ハーフのやつらを集めて。

植野 今後、もっと広がる可能性ができましたよね。もっとワールドワイドに。

アントニー とはいえ、「面白いおじさん達チーム」はやっぱり面白かった。意外に大西ライオンさんが足速かったり。あと、先輩なのに、お昼ご飯のカレーをみんなによそってくれた。

植野 しかし、あの人たち、なんでそんなにしゃしゃんねや! ていうくらいしゃしゃってましたよ。芸歴3年目くらいの若手がいるのに、あの人たち18年目とかザラですよ。

アントニー しかも、競技じゃないところでグイグイくるんですよ。競技のときは満身創痍。全員どっか痛そうにしてた(笑)。

――芸歴15年差をものともしないというのが、なんというか山本昌みたいです。

アントニー ……たとえが、おばさんですね。

――(笑)。「若手」と一口に言っても、それぞれですね。

アントニー NSC2期生が若手だったら、僕らはなんなんだっていう……。

――芸人さんの中で「若手」とは、どれくらいの芸歴のことを指すんですか?

アントニー 都合よく、誰もが「売れるまで若手」って言いますね。そういうシステムじゃないですか。ピースさんとか見ると、「若手」って感じしないですもん。

植野 フットの後藤さんあたりが「中堅」とされてますからね。

アントニー 若手の高年齢化は、いかんともしがたいものがありますよ。

――厳しい問題です。

植野 でもね、このイベントも護送車みたいなバスに乗せられてくるわけですよ。50人乗りのバスに50人で乗ってくる。詰め込まれて、補助席も使って。そこでまず疲労困憊なんです。朝も早くから千葉の奥地まで。あれに耐えられたら、みんな「若手」ですよ。

――でも考えてみたら、たくさんの芸人さんがいる中で、これに出られるという時点でかなりの実力者ですよね。

アントニー そんなことはない(笑)。

植野 いやいや、結構絞られてるで。

アントニー そんな栄誉のメンバーですか?

植野 栄誉のメンバーよ。若手大注目枠やで。

アントニー でもまぁ、いま若手としてこれに出て、がむしゃらに運動して“いつか売れるぞ!”って思ってやってましたけど、どんなに頑張って売れても、これは続くんだと悟りました。

――今回もいくつかチームに分かれて競い合っていましたが、実際に若手芸人の中でも派閥みたいなものはあるんですか?

植野 あ、でも(後輩を)連れていってる人は連れていってますよ。(派閥を)作ってる人は作ってる。

――お二人はいかがですか?

植野 いや、ないですね。組織的にはフリーでやってます。フリースタイルで。

アントニー 行雄ちゃんは一匹オオカミタイプだから。

植野 一匹オオカミではないけど、仕事終わりにご飯行ったりはしますよ。ライブ終わりにそれこそハイエナ的に「ご飯行きませんか?」って言われたら、そりゃ行くしかないでしょう。

――もちろん先輩がおごるわけですよね?

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