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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 松岡修造モノマネ・こにわを直撃!

テニス錦織圭の躍進で注目される“松岡修造ものまね”こにわが、テニスに詳しすぎるワケを直撃!

 テニス全米オープンで日本人初の準優勝を飾り、楽天ジャパンオープンで2年ぶりの優勝を果たすなど、錦織圭選手の活躍に日本中が沸いている。ところで、ちょっと気になったのは、決勝後に松岡修造そっくりモノマネでおなじみの「こにわ」が、ホンモノさながらに熱く全米オープン決勝の戦いぶりについて語っていたことだ。

 こにわといえば、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」でブレークしたサンミュージック所属の芸人。同番組では瞬間的なものまねを披露するのみだが、日本テレビの情報番組『PON!』などを見ていると、テニスについてジェスチャー混じりに熱く語る語る……。その語り口が松岡そっくりなのもさることながら、あまりにテニスに詳しすぎる。ともすれば、本人に代わって解説できてしまいそうなほどだ。

 もしかして、もともとテニスに精通している人なのだろうか。ご本人を直撃した。

「テニスはもともと好きで、試合もたくさん見ていますし、時間ある限りできるだけ現場に足を運んでいます。ただ、テニス経験はないんですよ」

 もともと学生時代に部活でバスケをやっていたこと、父親が巨人ファンで幼い頃から野球を見ていたことなどから、昔からスポーツ観戦は大好きだったというこにわ。面白いのは、スポーツ観戦の「好き」の観点が、一般とは大きく異なる点だ。

「小学5年頃から、スポーツを見るときに何を見るかというと、僕の場合は『解説』を聞いていたんですよ。いろんな解説者の理論があって、それがわかってくると、プレイを見ていても『あ、これは解説者の〇〇さんが言っていた、あの理論だな』といった具合に理詰めでわかってくるし、展開も読めるようになる。解説者の理論と、目の前で繰り広げられるプレイとが、テトリスのピースがかちりとハマるときのようにつながる瞬間が、なんともいえない面白さなんです」

 ちなみに、こにわはテニスだけでなく、他のスポーツにも豊富な知識を持つ。

「たとえば、サッカーW杯のとき、ギリシャ戦後にそのまま『PON!』の放送になったんですが、スタッフさんから『こにわ目線で解説して』と言われたんです。北澤豪さんがスタジオにいらしていて、元選手で解説者でもあるすごい知識の方の前で解説するということで、当然すごく緊張して。で、僕がずっとしゃべっている間、北澤さんが黙って僕を見ていて、終わってからもやっぱり僕を見ていて。何を言われるんだろうとドキドキしてたら、一言『すごいね……』と褒めていただきました(笑)」

 こにわが松岡修造ものまねに初めて挑戦したのは、まだ素人の頃の2002年。日韓ワールドカップを見ていたとき、母親の前で遊びがてらやってみたらウケたのが最初だった。

 その後すっかり忘れていたが、07年に、キャラクターコント番組『コンバット』(フジテレビ系)で、当時のスタッフが松岡修造という人の面白さに注目し始めていたことと、「松岡修造に顔が少し似ている」ということでリクエストされ、「昔やったことがある!」と思い出して、挑戦することになったのだ。

 ただし、07年の披露時には研究がまだ足りず、反応はいまひとつだったという。

「当時はただのものまねで、うわべだけをなぞっていたから、ウケなかったんですね。そこで、松岡さんが出演する番組を見まくり、本も読み、松岡さんならどう言うか、どんなリアクションをするか、松岡修造という人を内面から研究したんです。僕が目指しているのは、松岡さんのものまねじゃなく、『完コピ』。松岡さんは素材そのものが素晴らしいから、余計な手を加えたらブレてしまうので、生のまま出したほうが断然面白いんです」

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