深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.290
世界は「使われなかった性技」であふれている! ピンク映画50周年記念『色道四十八手 たからぶね』
2014/10/02 21:00
#映画 #パンドラ映画館
江戸時代の春画を再現。ピンク映画のみならず、日本のポルノグラフィー全体を振り返った壮大な内容となっている。
ピンク映画の伝統に従い、35ミリフィルムで撮影し、アフレコで仕上げられた『たからぶね』。フィルム上映に最期までこだわった新橋ロマン劇場が8月末で閉館したため、『たからぶね』は都内でピンク映画をフィルム上映で観賞できるレアな機会となる(上野オークラはデジタル上映)。フィルムならではの温かみのある質感で撮り上げられた女優陣の柔肌と先人たちが編み出した性戯の数々をこの目に焼き付けたい。
(文=長野辰次)
『色道四十八手 たからぶね』
企画・原案/渡辺護 監督・脚本/井川耕一郎 出演/愛田奈々、岡田智宏、なかみつせいじ、佐々木麻由子、ほたる、野村貴浩
製作・配給/PG ぴんくりんく R-18 10月4日(土)より渋谷ユーロスペースにてレイトショー。以後、大阪・第七藝術劇場、京都みなみ会館、神戸映画資料館ほか全国順次公開予定
※10月11日(土)よりユーロスペースにて特集上映《渡辺護 追悼、そして「たからぶね」の船出》を開催。渡辺護監督の貴重な旧作ピンク6本と井川耕一郎監督による『渡辺護自伝的ドキュメンタリー』を上映
(c)PG ぴんくりんく
http://watanabemamoru.com
最終更新:2014/10/02 21:00
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