飛ばされても「枠確保」 フジテレビ音楽敏腕プロデューサーが狙う“下克上”とは
2014/10/02 12:00
#フジテレビ
長年、フジテレビ音楽班のチーフプロデューサーとして活躍し、今年7月に現場を離れた、きくち伸氏。同局の亀山千広社長が6月に断行した「1000人異動」の影響を真正面から受けた形となったが、閑職に飛ばされても、虎視眈々と“下克上”を狙っているという。
『HEY!HEY!HEY!』『LOVE LOVE あいしてる』『僕らの音楽』など、1990~2000年代の同局の音楽番組を牽引したきくち氏だが、左遷の原因はその制作方針にあったという。
「制作費削減が叫ばれる昨今、音楽番組において生歌や生バンドなど、クオリティの高さを求めた結果、亀山氏から“追放”されることになったんです」(フジテレビ関係者)
結果、きくち氏はフジのCSチャンネルを取り仕切る事業部のプロデューサーに異動。「基本的には非・制作職のため、番組に口出ししたりすることはあまりできない」というが、ちゃっかりと新番組を立ち上げていたのだ。
「11月から『あたしの音楽』という新番組の構成、演出を担当することが分かったんです。番組は大人女子目線で、生演奏が基本。月イチ放送で展開していきます。表向きには有料チャンネルの新規視聴者獲得のため新番組を立ち上げた、と説明されていますが、あれは完全に亀山社長に対する宣戦布告。周囲にも『いつか下剋上するために、番組だけは作っておかないと……』と漏らすなど、並々ならぬ思いで携わっているようですよ」(レコード会社関係者)
視聴率の代わりに、今度は有料加入者数が評価の判断となりそうだが、もともとアクの強い敏腕プロデューサーがどこまで持ちこたえられるか見守りたい。
最終更新:2014/10/02 12:00
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