プロ野球楽天・星野仙一監督退任も、球団は“スポンサー対策”のために残留要請か
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今季限りでの退任を発表したプロ野球・楽天の星野仙一監督。来季の監督についてはシーズン終了直後に発表される見込みで、星野氏もなんらかの形で球団に残る模様だが、この“引き留め作戦”には、意外な理由があるという。
退任発表した18日以降、チームは破竹の連勝街道をまっしぐらだった。23日からの首位・ソフトバンク戦ではまさかの“4タテ”。一時はゲーム差が8もあった3位・日本ハムを猛追し、奇跡のCS進出を狙っていたが、29日にオリックス戦に4-7で負け、日本ハムが勝利したため、完全に終戦となった。
「連勝中は特に、星野チルドレンの面々の目つきが変わってきた。星野氏も年齢や体調を考えた場合、ユニフォームを着て指揮を執るのはこれが最後。『オヤジを最後に男にしたい!』という想いは、ナインの中で日増しに強まっていました」(チーム関係者)
昨年は絶対的エース・田中将大のシーズン24連勝で、一気に球団史上初の日本一まで登り詰めた犬鷲軍団。今シーズン終盤は2010年の千葉ロッテ以来となる、3位からの「下剋上日本一」というしっかりとした目標設定があったため「チームの雰囲気も明るくなってきた」というが、球団サイドは喜んでばかりもいられない。実は今、球場のある広告の“後任探し”も正念場を迎えているのだという。
「本拠地・コボスタ宮城の1・3塁側ベンチの屋根には、星野監督がイメージキャラクターを務める大手警備会社の大きな広告看板があります。もちろん、年間契約料は数千万円と、球団にとっては大きな収入源の1つ。ですが、星野氏が退任となった場合、その広告も徹底するという話が出ています。もちろん名誉監督や、阪神時代のようにSD(シニア・ディレクター)職など球団に残れば、広告も継続される可能性は高いのですが……」(別のチーム関係者)
もっとも、星野監督といえば中日、阪神の監督時代から政財界に太いパイプを持っていることで有名だ。
「監督賞の軍資金も、星野さんを応援する政財界のトップが集う後援会がバックアップしており、潤沢な資金がある。球団側にとっても、知名度とお金に強い星野さんを内部に置いておくメリットは計り知れない。当然、手放すと、これまで入っていたスポンサーも離れる危険性が伴う」(球界関係者)
現場で指揮を執らなくても、今後も闘将の“看板”は不可欠となりそうだ。
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