有罪判決のASKA“執行猶予4年”の重み「すでに50曲以上制作し、復帰に意欲」だったのに!?
#事件 #覚せい剤 #ASKA
覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴された歌手のASKA(本名・宮崎重明)被告の判決公判が12日、東京地裁で開かれ、懲役3年、執行猶予4年の有罪判決が言い渡された。
量刑について、裁判長は「被告人は眠気を覚ましたり、体のだるさや多幸感を得るために覚せい剤や麻薬(MDMA)を繰り返し使用した。その使用期間や頻度、医師による治療を受け続けてきた中での犯行は被告人の違法薬物に対する親和性、依存性が顕著かつ深刻であることを示すものだ」と厳しく断罪。一方で「罪を素直に認め、反省の情を示し、薬物依存からの脱却に向け努力していくことを誓っている。本件が大きく報道され、社会的制裁も受けている」ことを挙げ、執行猶予を認めた。
公判の終盤には裁判長から「あなたは家族や関係者を犯罪という形で裏切った。これまでのあなたからは社会のルールを省みず、自分本位で傲慢な考え方が見て取れる。薬物脱却はもちろん、社会で生きていく中で大切なものは何か、一から考えてほしい」と“公開説教”される場面も。これにASKAは、か細い声で「……はい」と答えた。
予想通りの執行猶予判決だったが、ASKAにとっては想定外の部分もあったという。
関係者によると「2009年に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた酒井法子は懲役1年6月、執行猶予3年だった。ASKAサイドも、執行猶予3年と想定していた。それが4年だったことにガッカリしているようだ」という。
相場の3年を1年上回った理由について、法曹関係者は「最後の裁判長のダメ出しがすべて。これまでの供述内容を振り返り、更生を支える上で不可欠な家族との信頼関係をASKAが築けるかどうか、裁判所は不安を感じている。長い目で注視するつもりなのだろう」と解説する。
ASKAに近い人物は「入院中の病院で、ASKAは執行猶予明けの歌手復帰に意欲を見せており、未発表の楽曲を含めると、すでに50曲以上を完成させているという。それが1年延びたのだから、彼のモチベーションに影響を与えることは必至。再犯の危険も増すことなる」と話す。
事件によって、ASKAは所属事務所、レコード会社からクビを切られた立場。そもそも「復帰できる」と考えていること自体、甘いようにも思えるが……。
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