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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > キンコン西野、人たらしだった?
『サーカス! - Smile Academic Crazy Unique School -』開催直前インタビュー

キンコン西野が今度は校長に!「僕、世間からは非常に嫌われるんですけど、実は人たらしなんです」

_MG_4091-1.jpg撮影=後藤秀二

 お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣が仕掛ける新たなイベント『サーカス! – Smile Academic Crazy Unique School -』が9月21日(土)に開催される。これは、大谷ノブ彦(ダイノジ)、中田敦彦(オリエンタルラジオ)、吉田浩一郎(株式会社クラウドワークス代表取締役社長兼CEO)、はあちゅう(ブロガー・作家)、倉本美津留(放送作家)、西寺郷太(ミュージシャン・音楽プロデューサー)といったジャンルレスなメンツが講師となり、勉強の面白さを伝えるイベントだとか。そんなイマイチつかめないこの催しの狙いを、校長を務める西野に訊いた。

――そもそも、このイベントをやろうと思ったのは?

西野亮廣(以下、西野) いや、なんか思いついてこんなんやろうかなぁって話してたら、大人の人が動いてくれたっていう感じですね。

――軽いノリで始めたんですね。

西野 いつもそうですよ。飲み屋で話が始まる感じで。僕、学生の頃は勉強ができなかったんですよ。学年でもビリのほうで。不良とか、不登校だったのなら言い訳もつくけど、学校自体は面白くて、毎日ちゃんと通っていたんです。でも、先生の言ってることが、なんもわからなくて。それで、勉強が嫌で吉本に入ったんですけど、そこでダイノジの大谷さんの音楽の話や、マキタスポーツさんのJポップの話、茂木(健一郎)さんの脳科学の話なんかを聞いてたら面白いと思って、家に帰ってからも調べたりするようになったんですよ。これって、勉強じゃないですか。

――確かに、学校以外で聞く専門的な話って面白いですね。

西野 それで、学生の時に、なんでこれができなかったんだろうって考えて。これって、先生のトーク力の差ちゃうかなって。歴史が好きな芸人なんかは、戦国武将のことを「どんな人なの?」ってこっちが聞くと、「SMAPでいうと~」って例えてくれるんですよ。すごい簡単な言葉で通訳してくる。これを、学校の先生は、やってくれなかったんじゃないかなぁって。黒板のほう向いて「何ページから何ページまで読め」って言われたって、全然面白くないじゃないですか。大事なポイントでは声を張るとか、そういう技術を身につけないまま、先生になってしまっていると思うんです。

――芸人さんのトーク力はすごい、と。

西野 芸人はいくら面白いネタ書けても、トークが立たなきゃ表に出られないんですよ。ちっちゃい小屋のオーディションからずっと、おしゃべりを競争して、そっから誰が面白い、どのネタが面白いのかがようやく始まるけど、しゃべれなきゃネタもできない。学校ではそれをやらなかったので、おしゃべりがおもろいヤツが先生やったらええんちゃうかって。

――講師陣は、どんな内容を話す予定なんですか?

西野 ひとり15~20分くらいの持ち時間で、大谷さんだったら音楽、クラウドワークス・吉田さんだったら今の時代の仕事の仕方、はあちゅうちゃんはブログで稼ぐ方法とかですかね。中田は内容を教えてくれないですけど。

――校長も内容を知らない(笑)。

西野 倉本さんも知らないですね。僕が何を話してくれって言わなくても、面白い話をしてくれるから。

――くくりは「面白い話」ってことだけですか?

西野 ゲラゲラ笑える面白さだけじゃないですよ、もちろん。お客さんが興味を持ってくれるような話であれば、お任せって感じです。

――では、西野校長は何をするんですか?

西野 偉そうにしているだけですね(笑)。先生がしゃべった後に、生徒代表みたいな立場で「あれってどういうこと?」とか、質疑応答みたいなのを設けるので、その聞き役になります。

――お客さんのターゲットは、どういった層を想定してるんですか?

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