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『少女は異世界で戦った』インタビュー

「もうアイドルじゃない!」元AKB48の加弥乃が金子修介監督の新作映画で本格アクション女優に開眼

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──監督は加弥乃さんのキャリアをどう見られていたんですか?

金子監督 監督からしたらみんな被写体だから、女優もアイドルもモデルも変わらない。映画に出れば女優。出身がなんであろうと変わらないという考えです。でも、今回の映画では加弥乃ちゃんのアイドルっぽさというのが、すごく良い方向で出ていたと思いましたよ。

──加弥乃さんは本作の完成を観て、ご自身の演技をどう思いましたか?

加弥乃 2~3回観たんですけど、撮ってる時はモニターチェックとかがなかったので、アクションシーンとか、正直どんなふうに映っているか不安だったんです。でも、思った以上にカッコよく映っていて、周りのスタッフに感謝しました。

──本格的なソードアクションは初めてということで、現場ではアクション経験の豊富な武田梨奈さんに、非常に憧れの感情を持っていたとも聞きました。

加弥乃 現場で梨奈ちゃんと2人のシーンが多くて、よく話をしたりしました。わたし梨奈ちゃんと出会う前から、梨奈ちゃんのことが好きだったんですよ。尊敬していたんです。だから一緒の作品に出るというだけで、もうテンション上がってしまって(笑)。

──監督の方は加弥乃さんはじめ、女性キャスト陣のアクションシーンにはかなり満足していらっしゃるとか。

金子監督 体操ができるっていう程度だと聞いていたんですけど、こんなにできるんだったら、もっとアクション増やしてもよかったなって思うくらい(笑)。まあ、武田さんはできるのは知っていたけど、後の3人は未知数だったのでね。

──体操といえば加弥乃さんは以前、バルセロナ五輪の体操の銀メダリスト・池谷幸雄さんの体操教室に通っていたことがあるとか。

加弥乃 期間は短かったんですけど、小学校の頃通っていました。わたし、本当に運動音痴で逆上がりもできなくて、跳び箱も跳べなくて、うちのお母さんが「これはまずい、運動のできない子だ」って体操教室に入れたらしくて(笑)。小さいころは運動会で腕の振りを合わせての行進とかもできなかったんです。なんかこう、まっすぐに歩けなくて。運動会の入場を家で練習した記憶があります(笑)本当に運動音痴だったんです。

──それでも本作では、運動音痴とは思えない見事なアクションシーンの連続。しかもスタントなしで挑戦されたとか。

金子監督 スタントは一応用意したけど、ほとんど使ってないね。ほぼ本人がやってますよ。

加弥乃 私は全部です。殺陣も経験なかったですけど、頑張りました。

──ケガとかはなかったんですか?

加弥乃 アザとかはあったんですけど、大きいケガはなかったですね。

金子監督 大きなケガはなかったんですけど、結構みんな生傷は絶えなかったって。スタッフが気を遣って、僕の耳には入れないようにしていたみたいですけど。

加弥乃 そういえばわたし、現場で1回泣きました。撮影前にマットでずっと練習してたんですけど、急に現場に入ってマットなくしてやったら、背中を強く打ってしまって。体に来る衝撃が大きくて、痛いというより、びっくりで泣いちゃって。息ができなくて焦りました。ボロ泣きでしたよ。AKB時代はどんなに悔しいことがあっても泣かないって決めていたので、「あ、わたしスタッフの前で泣いてる」って、焦りました。(笑)

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