昇格から1クール持たず打ち切りの日テレ『トリックハンター』、『仰天』をパクッて激怒されていた!?
#日本テレビ #本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」
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不定期特番からレギュラー番組に昇格した日本テレビ系の『真実解明バラエティー!トリックハンター』が、視聴率1ケタ台連発で、9月いっぱいで打ち切られるという情報を入手した。
昨年、テレビ朝日に視聴率2冠を奪われた日テレは、今年に入ってすぐ奪取。今後の視聴率戦争を勝ち抜くために、視聴率低迷を続けるナインティナインの矢部浩之と羽鳥慎一が司会を務める『1番ソングSHOW』を打ち切り、不定期特番ながら安定して12%前後の視聴率を稼いできた『トリックハンター』を、時期も中途半端な7月23日からレギュラーへ昇格させた。
しかし、番組関係者からは「レギュラーになると不定期特番と違って、制作時間もタイトな分、スタッフのチームワークが必要なんです。それにトリックのネタも限界があるし、内容が薄くなって視聴者に飽きられる可能性は高い」という指摘があった。
その上、番組担当プロデューサーは、常に10%以上の視聴率を取っていた日テレの看板特番『高校生クイズ』を1ケタ台に落とした、いわくつきプロデューサー。しかも、企画会議では嫌みしか言わないため、スタッフからは人望がない人物だということは、当コラムで既報したが(記事参照)、案の定、レギュラー昇格後のチームワークはガタガタ。初回視聴率は、2ケタを割る8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。以降、右肩下がりの視聴率となっている。
予想通り、斬新な企画は出てこず、結局は「びっくり映像」とか、「1年で20キロやせた準ミス日本の簡単ダイエット」といった、どこかの番組で見たようなネタばかり。それどころか、同じ日テレの『ザ!世界仰天ニュース』で扱うようなネタをパクッた、殺人トリックを放送。これには『仰天』のスタッフも、「足を引っ張る気か?」と激怒したという。
レギュラーに昇格が決まった当初、司会を務める内村光良とベッキーのトーク術に期待が寄せられたが、トリック番組はネタが勝負。そのネタがお粗末なら、視聴者はソッポを向く。始まる前から「番組は、そもそも9月の番組編成までのワンポイントリリーフ」などと揶揄する声もあったが、その説が現実味を帯びてきたようだ。
(文=本多圭)
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