「なんのために受信料払ってんだ!」テニス錦織圭、歴史的快挙の裏で、なぜかNHKがとばっちり!
2014/09/08 12:00
#NHK #錦織圭
『WOWOWオンライン』
米国・ニューヨークで開催されているテニスの全米オープン準決勝で、日本の錦織圭が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を下し、アジア出身の選手として初のグランドスラム決勝に進出した。
この歴史的快挙でウハウハなのが、同大会を独占放映するWOWOWだ。ホームページには「テニスを見るならWOWOWへ――」の文字。9日早朝の決勝を前に加入申し込みがひっきりなしに続き、回線はパンク状態という。
WOWOWは1990年代初めから全豪、全仏、全米、2008年からは全英(ウィンブルドン)も放映。94年の伊達公子選手の全豪4強や、08年の錦織選手の全米4回戦進出の際も加入が増えたが、「今回の決勝進出は比較にならない反応」(同社関係者)という。
一方で、なぜかとばっちりを食らっているのがNHKだ。今年のサッカーW杯では大半の試合を中継するなど、国民のニーズに応えるべくスポーツに力を入れてきたが、肝心の錦織戦の放送予定はなし。そもそもWOWOWの独占放映であるため仕方のないことだが、視聴者からは「なぜ錦織の試合を中継しないんだ!」「なんのために受信料払ってると思ってんだ!」と抗議電話が相次いでいるという。
これに、放送業界関係者は「ブラジルW杯で100億円以上使って放映権を取りにいったことに『やりすぎ!』という声も上がった。一方で、テニスには興味なし……。サッカーや野球と比べて『バランスが悪い』と言われても仕方がありません」と指摘する。
錦織の大活躍で、テニス人気の上昇は確実。受信料の不払いにつなげないためにも、NHKは予算の配分・放送枠の見直しが急務だろう。
最終更新:2014/09/08 12:00
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
10:20更新
イチオシ記事
山岳民族に残る「嫁さらい」の実情を追う 『霧の中の子どもたち』と日本の非婚化