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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 高須院長がT○Sに激怒!?
初の自伝『筋と義理を通せば人生うまくいく』出版記念インタビュー

「頑張る嫌われ者を応援したい」高須院長が語る、清く正しい“タニマチ”人生のススメ

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――先生の「筋通し」人生に関しては、西原先生が書かれた扉のマンガがすべてを物語っているのではないかと思います。西原先生の「古っ」というコメントが(笑)。

高須 あ、今日サイバラそこにいますよ。呼んでくる?

――ええ? 本当ですか?

高須 面白いから呼んでこよう。

西原 あ、どうも。

高須 あなたが書いてくれたマンガのこと、今すごく褒めてたのよ。

西原 なんかすみません……(笑)。

高須 サイバラも同じ信念なんですよ。「負けた」って言うまでは、負けじゃない。本にも書いたけど「勝ち負けをつけない教育」とか、本当にバカじゃないのかなと思いますよ。だってやっぱりさ、勝ち負けがあるから向上心が生まれるんじゃない。負けるから、また勝つチャンスも出てくるんですよ。

――勝ち負けをつけないというのは、「勝つ」ことのみならず「負ける」チャンスさえ奪われているということなんですね。

高須 僕ね、中国ドラマの『項羽と劉邦』が好きでね。サイバラは「このドラマ、ただ怒鳴り合ってるだけじゃん」って怒ってたけどね。だけど違うの。いつも負けてばっかりだった劉邦が、最後の最後で項羽に勝って漢王朝を立てるんだよ。

西原 ずっと口げんかしてるんですよ、三国志の人たち。うざいって。

――(笑)。ずっと負けていたからこそ、「勝ち」に価値が出てくると。

高須 戦争はいけないって、みんな言うじゃない。負けたらいかんのですよ。だって、勝つ戦争の時は、全員賛成してたんだもん。

――戦争に関しては、どんなご意見をお持ちですか?

高須 う~ん。友達がやっつけられてたら手助けするのが「義理」だと思うし、自分が理不尽に攻められてやっつけられてたら、抵抗する権利はあると思うのね。ケガするのが嫌だから戦わないって、バカだと思う。絶対抵抗しないって、それはいじめだもん。いじめられてるヤツって抵抗しないから。包丁持って振り回してるヤツのところには、いじめに来ないでしょ。

――「昔はこんなヒドイいじめはなかった」とよく言われますが、先生の本を読むと、昔のいじめも相当ヒドイものですよね。

高須 昔のほうが、もっと暴力的だったと思う。特に、農村のいじめなんかすごいですよ。江戸時代から「村八分」っていってね。そもそも“仲間じゃないヤツ”をいじめるわけだから、農民ばっかりのところに医者の家の白いブタのガキがいたら、そりゃいじめますよ。サイバラのマンガにも描いてあるな。「一番憎いものは、家にピアノがある医者の家の小太りのガキ」って。俺のことじゃん(笑)。

西原 そうそう(笑)。

高須 この前、50年振りに同窓会やったんだけど、いじめっ子のほうはすっかり忘れてるんだよ。年食ってくると、だんだんボケちゃってね。嫌なことから順番に忘れていくから、幼い頃の思い出はすべて美しいの。んなことないのよ。子どもの時から嫌なことはたくさんあったはずなのよ。だけど、平気で「子どもの頃に戻りたいね~」とか言ってくる。

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