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麻生泰のコンプレックス駆け込み寺【1】

「中途半端にハゲてきて困ってます」キンコメ・今野のコンプレックスにお応えします!

かつて、自らも薄毛に悩んでいたAGAスキンクリニック統括診療部長・麻生 泰が、芸能人のお悩みをカウンセリング。

1409_katsura_01.jpg 「”ハゲ”は強烈すぎて、ほかのキャラを殺しちゃうんです!」

――前回まで、自らカツラを着用していたことで起こったトホホな話を披露してくれた、AGAスキンクリニック統括診療部長の麻生 泰氏が、芸能人のお悩みをカウンセリングしちゃいます!

麻生 今野さんは「コンプレックスをプラスに変えている」というイメージがあるんですが、実際はどうなんですか?

今野 相方に「コンプレックスが服着て歩いてるみたいなもんだろ!」ってツッコまれるんですけど、もともとコンプレックスなんてないんですよね。ただ、僕もちょっと髪が薄くなってきていて、それが悩みといえば悩みです。

麻生 でも、全然ハゲてはいないですよ。いわゆる”若ハゲ”の人だったら、もうとっくにツルツルになっていてもおかしくない。

今野 まさにそこが悩みなんです。中途半端に薄くなっているから、「ハゲてます」と言うと笑ってくれる人もいれば、「どこが?」というリアクションの人もいる。お客さんがピンとこないんですよ。いっそのこと、もっとハゲればいいのかな(笑)。

麻生 そのほうが、芸人としては”オイシイ”?

今野 それが難しいところなんですよね。考えたんですけど、どんなにブサイクでも、どんなに太っていても、ハゲてしまうとほかの特徴は全無視で「ハゲている人」になっちゃう。ハゲはキャラクターとして強すぎるんです。

麻生 ああ、ほかの個性が全部死んでしまうと。ハゲはキャラ作りに大きく影響してしまうほど、強烈な印象だということですね。

今野 コントをやる上でも、ハゲると子どもの役を演じるのが難しくなる。ヅラに頼らないとなんにもできなくなっちゃいますね。

麻生 僕としては、コントでも漫才でも、ハゲで笑いをとるのって安易だと思うんです。「またそれか」と思ってしまうし、もっと言うと「痛い」感じがして。プロの芸人さんからするとどうなんでしょうか?

今野 ツッコミの人間からすると、無視できないのがつらいところですね。ものすごいハゲている人がいて、それを流すと力量不足だと思われちゃう。「アイツめっちゃ体張ってるのに、拾わないんか」って。

麻生 ああ、なるほど。ハゲに触れるのは、礼儀みたいになっていると。

今野 そうですね。さっき「全然ハゲてない」と言ってもらいましたけど、クリニックにはこれくらいの人も来るんですか?

麻生 たくさん来ますよ。もっとハゲてから来てもらえるとビフォー・アフターでいい写真が撮れるのですが、予防的に処置したほうがやっぱりいいですね。30代でハゲるのと40代でハゲるのは全然違う。ハゲようとしている体にストップをかけられるということを、もっと知ってもらえたらいいなと。

今野 そうなると、「”毛”って……何かね?」と思いますね。見た目以外に影響なさそうだし。

麻生 簡単に言うとハゲは、単純な老化現象ですね。人の体は、きれいな血液を生命維持に必要なところに優先的に回すので、不要なものからなくなっていくんです。

今野 いいメロンを作るために剪定するみたいな感じですね。

麻生 いい例えですね(笑)。改めて、今野さんはコンプレックスとどう向き合うべきだと思いますか?

今野 僕の場合、仕事が特殊ですからね。お笑いという仕事は、悩みが何もない人のほうがコンプレックスを抱えてしまう。わかりやすい特徴があったほうがうらやましがられるんです。かといって「コンプレックスがあるなら、お笑いをやれ」とは言えないし、一般の人にアドバイスするのは、結構難しいな。

麻生 今野さんは、いい生き方をチョイスしたということですね。

今野 ひとつ言えるとしたら、「ハゲ」とひとくくりにするのはよくなくて、その人なりの解決方法があるんじゃないかなと。「あの俳優はハゲててもカッコいいじゃん」ってよく聞きますけど、ハゲている人全員にブルース・ウィリスの話をしても、慰めにならない人のほうが多いでしょ。薄毛のように薬で治せるものもあれば、顔のように簡単には変えられないものもあるし。身長なんて、変えようがないでしょ?

麻生 手術で骨を切って、治癒の過程で少しずつ身長を伸ばしていく「骨延長」という方法もありますが、ハードルは高いですね。ただ、それで心の健康が守れるなら、治療を考えてもらいたいと思います。

(構成/橋川良寛 bluepoint)

今野浩喜さん(キングオブコメディ)
78年、埼玉県生まれ。『キングオブコント2010』で優勝したお笑いコンビのボケ担当。最近では、映画やドラマなどで俳優としても活躍する。

麻生 泰(あそう・とおる)
1972年、奈良県生まれ。AGAスキンクリニック統括診療部長。東京美容外科統括院長。 大阪医科大学形成外科にて研修医終了。大学病院や大手美容外科で院長、診療部長を歴任後、東京美容外科を設立。また、AGAスキンクリニックの設立にもかかわり、統括診療部長を兼任する。自身の薄毛に悩み、治療方法を模索・研究し、現在の治療法を確立した。

AGAスキンクリニック
AGAスキンクリニックは、全国に展開、拡大し、東京美容外科と合わせて全国29院(2014年6月現在)で麻生メソッドの発毛治療を受けることができる。
ご予約・ご相談は、TEL:0120-2323-48 URL〈http://www.aganavi.jp/

最終更新:2014/10/17 18:43
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