徹子が突いた、May J.の本質「お手本通りなの?」「ずいぶん丈夫そうな声」「ややこしい」
May J.は、2014年最も注目を集めた歌手の1人であることは、間違いない。注目の大きな部分は、「『レリゴー』は誰のもの問題」ではあるわけだが、「レリゴー」に対して、「私の」感を前面に出し過ぎてしまったことが、まず大きいか。『情熱大陸』(TBS系)に出演したときにも、自分が歌う主題歌と松たか子が歌う劇中歌の2つがある、それはどこの国でも同じシステムであってみたいなことを、番組が始まってすぐに主張していた。なんだか「すこーしもわるくないわ~」と歌ってるみたいに聞こえてくる。
そんなMay J.が、8月20日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した。どんなゲストに対しても、スタンスというか、立ち位置を明確に整理しておきたい傾向のある徹子、冒頭で「『アナと雪の女王』の日本版の主題歌を歌ってる方が、今日のお客様です」と紹介し、「松たか子さんが歌ってらっしゃるのは、映画の中で歌ってらっしゃる“劇中歌”というの?」と、いきなりど真ん中を攻めてきた。そして、
「この方が歌ってらっしゃるのは“主題歌”なんで。ちょっとややこしいみたいですけど」
“ちょっとややこしい”。徹子の素直な言葉、これが多くの人の気持ちに一番近いところのような気がする。さて、徹子も映画『アナと雪の女王』を見て面白かったそうだが、May J.、「私も6回見ました」。レコーディングや一緒に歌うイベント上映も含めての回数だという。多いんだか少ないんだか難しい回数だ。これもまた、「ややこしい」。
May J.の映画に対する立ち位置もまた、ちょっとややこしい。徹子がエルサの髪形を研究していて、今度やってみたいという話をすれば、
「髪形まで注目されて」
興業成績が6週連続で1位だったということに対して、
「びっくりですよね、うーん」
主題歌を歌う人というより、作品自体を作った人みたいだ。ややこしい。番組中盤、スタジオで「レリゴー」を披露し、徹子も「素敵」とうれしそうだが、
「声、強い方?」
「ずいぶん丈夫そうな声で」
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