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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 緑川百々子“大号泣”のワケとは

大号泣アイドル衝撃デビュー!? “野々村系女子”緑川百々子ちゃんの素顔に迫る!!

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■学校に通う理由は「帰りに本屋さんに寄れるから」

――そんな人が、どうして人前に出るような活動をするようになったのか、というあたりを聞いていきたいんですけど、子どもの頃はどんな子だったんですか?

緑川 まあそんな感じだったんで、小学校ですでにクラスになじめてなくって、普通だとそのまま同じメンツで近所の中学に上がるんですけど、小学校のグループから抜け出したくて私立の中学に行くことにしたんですね。でも、その私立中学が、さらに問題児ばっかり入ってくるような学校で……。

――小学校でドロップアウトした人ばっかり入ってきていたんですね。

緑川 結構、荒れた中学でした。私は、とにかく友達がいなかったんで、学校に行っても言葉を基本的に発さない、しかも学校に行ったら机がない……みたいな。

――ええーっ、そういうのホントにあるんですねぇ。

緑川 ハードないじめを受けていました。もう、帰り道に本屋に寄って漫画を買うということだけが楽しみで……。学校に通う理由が「帰りに本屋さんに寄れるから」でしたから。あれがなかったら、ホントに登校拒否になっていたと思います。

――どんな漫画を読んでいたんですか?

緑川 普通に「ジャンプ」とか……。

――ああ、普通に腐女子的な。

緑川 あとは、その頃から昔の漫画が好きで『ストップ!!ひばりくん!』とかを読んでいました。古い漫画の絵がすごく好きで、そういう漫画を片っ端から買って。大槻ケンヂさんの小説『グミ・チョコレート・パイン』も、表紙のイラストが江口寿史先生だったので手に取ったんですけど、読んだらすごく感銘を受けて! それから筋肉少女帯とかを聴くようになったんですが、あれがサブカルとの出会いだったのかもしれません。

――なるほど、江口先生のイラストきっかけだったんですね。でもグミチョコって基本的に童貞男子に響く小説だと思うんですけど、どこが引っかかったんですか?

緑川 もちろん、童貞男子だったわけではないですけど、自分も暗い青春を送っていたので、そこにすごくシンパシーを感じましたね。それから大槻さんの『ロッキン・ホース・バレリーナ』なんかも読んで、主人公の七曲町子ちゃんにものすごく感情移入しちゃって、ロリータ服に興味を持つようになりました。

――その頃から服装もロリータに?

緑川 いや、中学の時にはホントに漫画にしかお金を使わないという感じだったので、服にはまったく気を使っていなかったんですよね。もうお母さんがユニクロとか近所のスーパーで買ってきたような服をずっと着ていました。引きこもりで友達もいなかったんで、誰もファッションのアドバイスなんてしてくれなかったんですよ。

――ああ、ツッコミが入らないと危険ですよね。

緑川 それからコミケに行くようになって、好きなサークルの作家さんに会うとなった時に「オシャレをしなきゃいけない」と思って。その作家さんがギャル系の服装をしている方だったので、ブログとかに書かれているファッションを参考に、とりあえず茶髪にしてギャルっぽい服装にしてみて……。

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