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日刊サイゾー トップ > その他  > シングルマザー“出会い系売春”の実態

出会い系売春で生き延びるしかない シングルマザーの過酷な実態

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

warikiri_140810.jpg『彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力』(荻上チキ/扶桑社)

 女性の貧困が社会問題化している。2011年には国立社会保障・人口問題研究所が「20歳から64歳の単身女性の3人に1人が貧困」「19歳以下の子どもがいる母子家庭では貧困率は57%」という衝撃の調査結果を公表し話題になったが、その後も女性の貧困は改善されるどころかますます加速している。
 そんな“ガールズプア”に呼応するように増えているのが「性風俗で働く母親たち」の存在だ。NHK『あさイチ』でも「性風俗は特殊ではなく母親にとっても身近な存在」「貧困にあえぐ母親のセーフティーネットになっている」と働く風俗ママを特集内で紹介し、大きな反響を呼んだことは記憶に新しい。
 だが、性を売る母親は何も風俗で働いている女性だけではない。“管理された”風俗店とは別に、個人的に性を売る “ワリキリ(割り切り)”にも母親が数多く存在するという。ワリキリは路上で客を引く“たちんぼ”とは異なり、出会い系サイトや出会い喫茶、テレクラなど出会い系メディアを媒介とし売春を行うことだが、90年代のエンコー(援助交際)を経て、2000年代に入って“ワリキリ”、または“ワリ”と称されるようになったものだ。

最終更新:2014/08/10 13:00
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