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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 夏!上野のカレーそうめんを食らう
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第25回

65年続く歴史の味!? 夏バテにピッタリなアレとアレ『カレーそうめん』

「あー、もう、暑い暑いって言ってると、どんどん暑くなってくる。食欲も出ないよ~」

 なんて、夏バテしている読者も少なくないだろう。かくいう記者も、すでにのどを通るのはそうめんとビールくらいだ(泣)。

 そんなカラダにムチを入れ、向ったのは、上野公園にある某所。なんでも、夏バテにピッタリのそうめんを食べさせてくれるという。

 平日だというのに、夏休みの子供たちで賑わっている上野動物園近くに見つけたのは、出店に毛が生えた程度の古くて小さな売店だ。外観も店内も昭和のままで、そのたたずまいは、子供の頃の駄菓子屋を彷彿とさせる。

 そこで頼んだのが、このメニュー。

karesomen01.jpg夏の木漏れ日の中、店内にエアコンはなし。扇風機の風が逆に心地よい。

「なんだよ、フツーのカレーライスじゃん」

 そう言わないで、よく見て。

 実はこれ、ライスじゃなくて“そうめん”なんです。

karesomen02.jpgフツーのそうめんと甘口カレーの絶妙のコンビネーション。辛口だと合わない気さえしてくる。

 そうめんにカレーが添えられて、カレーそうめん。箸じゃなく、フォークとスプーンで食べるのがいかにもって感じ。

 適量のカレーをそうめんに混ぜ、フォークですくう……。清涼感は皆無だ。と、脳裏に浮かんだのは、学校給食で出たソフト麺。そのそうめんバージョンである。

 味も完全に想像通りで、子供でも食べられる程度の辛さのカレーと、甘味のあるタマネギ&小粒のジャガイモ中心の具が、そうめんと非常にマッチしている。学校給食の人気メニューは、オトナになっても美味しくて、わずか5分でたいらげてしまった。

 他にオカズもなく、少しもの足りなさが残ったので、カキ氷でももらおうかと店内に張り出されているメニューを眺めているとき、気になるメニューを見つけた。それが、コレだ。

karesomen03.jpg期待の大きかったパンダそうめん。動物園+子供というシチュエーションにはピッタリ。650円。カレーそうめんより高いのはパンダのパテント料です(ウソ)。

 こちらは夏季限定の「パンダそうめん」。清涼感はたっぷりある。しかし、「パンダそうめんってどんなんだろう!?」っていう期待が大きかっただけに、このイージーさにちょっとムカついた……。味はもちろんフツーのそうめんでした。

 そうめん2人前食べて腹いっぱい。でも、夏バテにはもっと栄養のあるもの食べなきゃダメか……(汗)。

 うもうございました!

上野 東照宮第一売店『カレーそうめん』600円
意外性 ☆
味   ☆☆  
店   ☆☆☆

karesomen04.jpg65年前から続く売店は、イートイン(笑)も可。場所は上野動物園出口付近。外国人客も少なくない。

最終更新:2019/11/28 19:23
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