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アスリート列伝 第16回
30年前の甲子園 清原・桑田“KKコンビ”の果たされなかった「約束」
2014/08/07 21:00
#清原和博 #桑田真澄 #アスリート列伝
著者の清水は、大学時代、試合中の事故で頚椎を骨折し、一生野球ができない体になってしまった。プロになってもそんな清水のもとをたびたび訪れていた桑田は、電話口で彼にこう語った。
「哲さん、いまは何もできませんが、十年待ってください。十年たてば、清原と二人で哲さんの面倒を見させていただきます。清原も、自分が話をすればきっと協力してくれるはずです。だから、それまで希望を捨てずに元気で生きてください。そして、また野球でも見にきてください。切符くらいはいつでも手配しますので……」
桑田らしい心遣いに、清水の目には涙がこぼれた。清原も、高校卒業時に清水のもとを訪れ「哲さんの分までがんばりますから見ていてください」と誓いを立て、白い封筒に入れた見舞金を置いていった。
高校卒業後も、プロとして、日本野球史に燦然と輝く成績を収めた2人。その原点は、甲子園にあり、PL学園にあるのだ。
(文=萩原雄太[かもめマシーン])
最終更新:2014/08/07 21:00