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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ハマ・オカモトの告白に波紋

ハマ・オカモトがTBS『音楽の日』“当てぶり”告白の余波「フジテレビでは……」「中国では……」

okamoto0806.jpg『オカモトズに夢中』(BMG JAPAN Inc.)

 ロックバンドOKAMOTO’Sのベーシスト、ハマ・オカモトが3日、自身のTwitterで前日に生放送された『音楽の日』(TBS系)での同バンドの演奏が“当てぶり”だったことを明かした。当てぶりとは音源に合わせて演奏している“ふり”をすることで、ハマは「昨日のテレビ、感想をありがとう。見事な当てぶりだっただろう?」とツイート。


 このハマの暴露にネット上では賛否両論。「はじめから当てぶりや口パクって言ってればいいと思う」「確かに生番組でのセッティング・微妙なチューニングの修正を短時間で行うのは難しい面もあるなぁ。中途半端な設定で演奏してしまうと視聴者はこれが実力と誤解してしまうだろうし」という賛成派もいれば、「口パクは歌手の八百長」「わざわざ長時間の音楽番組やるなよ、とか思うのは俺だけ?」「え、正当化したいの?」といった反対派も。

「1980年代ぐらいまでは、歌番組は生歌・生演奏であることが多かったんです。というのも、当時はテレビ局専属のオーケストラがあったので、生歌・生演奏が可能だったわけです。しかし、予算の都合でそうしたオーケストラがなくなった今、アイドルなど演奏はカラオケだし、ダンスパフォーマンスが伴う場合は、生歌だと歌唱が一定しないので、だったら口パクにしちゃえということでした。また、ロックバンドについても楽器のチューニングやリハーサルなどに、とても時間がかかる。生放送でもNHKの『紅白』のような国民的な番組ならいざ知らず、『音楽の日』のような単なる歌番組でロックバンドをそこまで拘束できないので、なおさらです」(音楽ライター)

 だが、最近ではフジテレビが口パク・当てぶりを排除し、生歌・生演奏の方針を打ち出したことで、歌番組のあり方に一石を投じた。

「ですが、某人気アーティストの所属事務所とフジの音楽番組のプロデューサーが揉め、『新堂本兄弟』や『僕らの音楽』といった同局の音楽番組の打ち切りが取り沙汰されていますよね。海の向こうの中国ではすでに口パク禁止令が公布されており、韓国でも5月に歌番組やコンサートでの口パクを禁止する『公演法改正案』が国会に提出されていますが、日本でこの動きが広まるかどうか」(同)

 ハマ自身は当てぶりに対して批判的であるわけではなく、『音楽の日』での当てぶりも「それはそれで楽しかったです」としている。時間制限の厳しい番組収録の現場で、多くの出演アーティストがそれぞれのセッティングを時間内で済ませるのが難しいことを指摘し、「生演奏という名目での当てぶりが今は主流ですね」と、最近の音楽番組の実情を語っている。口パクの排除や生演奏にこだわるのが昨今の風潮だが、実際には“言うは易し行うは難し”といったところだろうか。

最終更新:2014/08/06 10:00
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