トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 干されたボビー・オロゴンはいま
テレビ辛口研究所

事務所トラブルで“干され”ても……映画も投資も絶好調!? ボビー・オロゴンは何度でも蘇る!

51A531RR0JL.jpg『ボビーだと思います。』(ワニブックス)

 「タメ口」で人気のタレントといえば、まずは「タメ口」+「OK~♪」のテキトー明るいキャラで人気となったローラだろう。

 ローラは、両親の離婚や父親の事業失敗、さらに逮捕など、そのキャラクターからは想像もつかない苦難を経験している。本人に非がなくとも、何かしらネガティブなイメージがつくだけで干されることも多い芸能界だが、変わらず愛され続けている理由は、ローラの人徳に尽きるだろう。

 一方、そんなローラと、かつては対をなす人気者だったタメ口キャラが、ボビー・オロゴンである。

 『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)の「ファニエスト・ジャパニーズ」のコーナーに素人で出演した際に注目され、レギュラーに抜擢。

 ローラと同じくタメ口だが、「おまえ、○○だろ」「ふざけんじゃねーよ」などの乱暴な口調と、「ボビーと思います」などの滅茶苦茶な丁寧語をミックスした、絶妙な言語感覚により、人気者となった。

 いつの間にかテレビであまり見なくなってしまったけど、その理由って、なんだったっけ……?

 思い出されるのは、2006年1月に所属事務所・R&Aプロモーションとトラブルになり、居合わせた鈴木宗男衆議院議員(当時)の元私設秘書ジョン・ムウェテ・ムルアカにケガを負わせる事件を起こしたこと。その後、一方的に独立を宣言したが、契約期間の問題でトラブルとなり、後にフェイスネットワークに移籍。さらに、現在はアレムコプロダクションに所属しているようだ。

 そういえば、格闘技でも活躍していたし、調べてみると、昨年は自ら監督・制作・企画・脚本・主演を務めた映画も公開。

 さらに近年は「芸能界一の投資通」としても知られ、株で大儲けして豪邸を買ったことなども報じられているし、本人のブログによると、音楽活動などもしているらしい。

 もともと、ナイジェリア名門国立大学経済学部を優秀な成績で卒業したインテリであることが知られているボビー・オロゴン。「テレビだと、なんであんなしゃべり方するの?」「テレビだとなんでバカになるの?」といったことを息子に指摘されていたこともあったように、「カタコト」は完全にネタであり、実際には非常に日本語もうまく、切り返しのうまさや頭の回転の速さもよく知られているが……。

 もしかして有り余る才能によって、活動の幅が広がっていっただけなのだろうか?

12
ページ上部へ戻る

配給映画