ポカリスエットでDJ気分! クリエイターが語る「POCARI JOCKEY」開発秘話
──老若男女誰でも簡単に楽しめそうですね。
梅田 また、アプリではなくインターネットブラウザで動くことにもこだわりました。アプリを開発すれば高性能の機能を実現できますが、アプリをダウンロードするのって面倒ですよね。ブラウザで動くので、手間なく簡単に楽しめるんです。
──この他にこだわった部分はありますか?
來住 スクラッチをした時の気持ちよさや光の美しさなどの直感的な部分ですね。光の色や強さなど、暗い部屋にこもりながら試行錯誤を重ねていきました(笑)。少し白く濁ったポカリスエットに映えるように何度も調整を繰り返したんです。
──他の飲料ではここまでキレイに映らない?
梅田 透明な水だと光が拡散しすぎてしまって、あまりキレイじゃないんです。
──「POCARI JOCKEY」では、5曲のプレイを楽しむことができます。渋谷PARCOを拠点とするインターネット放送局・2.5Dのキュレーションによって、若手のトラックメーカーたちが書き下ろしの楽曲を提供しています。
梅田 クラブシーンの大物ではなく、敢えてこれから伸びるであろう「Licaxxx」「Metome」「Madegg」「PARKGOLF」「Qrion」という若手トラックメーカーたちをフィーチャーしました。音楽のコアなファンから支持され、これからどんどん伸びていくような人に曲を書き下ろしてもらったんです。
──書き下ろしを提供してもらうにあたって、どのような曲のイメージを伝えたんでしょうか?
梅田 優しさ、強さ、斬新さなど、ポカリスエットの持つイメージごとに、それぞれのアーティストの個性が発揮できるようなかたちでお願いしました。ポカリスエットという老舗ブランドを、若い才能がどう解釈するのか、こちらも楽しみだったのですが、結果、ポカリスエットのイメージとトラックメーカーの個性が重なって、魅力的な5曲に仕上がっていると思います。
──スマホで聞くのもいいですが、生でも聞いてみたいですね。
來住 リアルにユーザーが体験できる機会として、8月21日に2.5Dでトラックメーカーの5人を招いたライブイベントを行います(詳細はイベントページで)。暗い空間で、来場者みんなが光るポカリをつけると、とてもキレイな景色が見れるはずです。
■クリエイターのネタ元
──ポカリスエットでは、これまで、FacebookやVineなどに早い段階から目をつけ、独自のサービスを提供してきましたね。
梅田 Facebookページを使った「ポカリIQチェック」は3年前。Vineを使って「テラダモケイ」とコラボした映像作品「Make a THIRSTY Scene」を発表したのは昨年でした。ポカリスエットは発売から30年以上が経過したブランドなので、新しい分野にチャレンジし続けることを大切にしているんです。
──現在、注目している最新のテクノロジーはありますか?
梅田 現在は、最先端テクノロジーに注目するというよりも、テクノロジーをどのように活用するか、どのように身近にしていくかについて興味があります。スマホよりもさらに身近なウェアラブルデバイスが注目を集め、テクノロジーはますます身近になっていく。それをどう自然に使いこなしていくかが鍵になると思います。
──今後はどのようなチャレンジを行っていくのでしょうか?
梅田 まだリリースしたばかりなのでまだ何とも言えませんが、これが落ち着いたらまたすぐに来年のことを考えないといけません。1年後に何が流行しているかはわかりませんが、常に新しい情報を仕入れています。
──クリエイターとして、どういう場所から情報を取り入れているのでしょうか?
梅田 ツイッターとFacebookのタイムラインがメインですね。また、今回のサービスとは直接関係ありませんが、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー、アメリカで開催される最新テクノロジーの見本市)に足を運んで、最新のウェアラブルデバイスに触れてきました。
來住 同じくSNSのタイムラインは重要です。特に、テクノロジー系のプロダクション会社さんなどによるプロトタイプ開発は注目しています。何に使えるかわからないテクノロジーにアイデアを組み合わせて、新しいサービスにできないかと考えているんです。
──ありがとうございました!
●インスタントDJキット POCARI JOCKEY
http://pocarijockey.jp/
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