参加費はひとり1万4,800円! 年老いた親がいそしむ「代理婚活」の実態
現代は、日本の有名企業50社で「これから偉くなる人」を名指している。少し紹介してみよう。
小説やドラマで話題になった『半沢直樹』の原作者・池井戸潤さんは旧三菱銀行の出身だが、その同期に半沢氏がいるそうだ。三菱東京UFJ銀行の三菱UFJフィナンシャル・グループの執行役員・半沢淳一氏がその人だ。
海外戦略を活発に推し進めているANAでは、現在ANAホールディングス執行役員調査部長の石坂直人氏が、政治力を持った人材だと期待されている。
ビール大手のキリンでは、キリンビール企画部SVプロジェクトリーダーの和田徹氏。これまでに「キリン淡麗」「氷結」「キリンフリー」を手がけた。商品開発で圧倒的な実績を残し、ライバル社もその一挙手一投足に注目しているという。
国内化粧品大手の資生堂では、09年に日本コカ・コーラから杉山繁和氏をヘッドハンティングした。杉山氏は現在、同社執行役員として国内化粧品事業のマーケティングを担当している。
果たしてここに挙げられた人たちのうちで、何人がトップの座にたどり着くのだろう? 何年か後に彼らがどうなっているのかを、現代はフォローして報じるべきである。こうしてメディアに名前が出たことで妬みを買い、競争から脱落する人も出てくるから、意外な結果になるかもしれないが、それも出世競争である。
さて、岡山県倉敷市で起きた11歳の女児行方不明事件は、5日後に岡山市郊外に住む自称イラストレーター・藤原武容疑者(49)の家で監禁されているところを発見され、無事保護された。
この女児はその前から不審な男につきまとわれていて、母親がその男の乗っている車のナンバーを覚えていたことや、その子がGPS機能の付いた携帯電話を持っていたため、犯人逮捕にはそう時間はかからないだろうと思われていた。
だが、驚くべきは藤原容疑者の誘拐動機である。
「少女に興味があった。自分好みに調教したかった。将来は結婚したかった」(文春)
この中年男の歪んだ欲望は、どこから来ているのだろう? 文春によれば、高校野球で有名な関西高校を出て法政大学に入り、大阪市立大学、大阪大大学院と移り哲学を学んだという。道徳法則に従う意思こそがよいと教えるカント哲学を学んだそうだが、結局、この男の血と肉にはならなかったようである。
その後は大阪や兵庫で教育や学問関係の職に就き、30歳前後で一度結婚している。だが1年ほどで離婚してしまったそうだ。離婚の原因はわからないが、この男のロリコン趣味がきっかけになったのかもしれない。
その後、藤原が地元に戻ってきて真っ先に取り掛かったのが、自宅の敷地に防音設備のある小屋を建てることだった。その理由は、母親が奇声を発するので近所に迷惑をかけたくないというものだったが、近所の人間は、母親は認知症もなく奇声を発したこともないと話している。
その部屋を見た人間によると、床や天井に美少女アニメのイラストが貼られていたという。昨年11月に完成したこの部屋を建てるために約1,000万円も使ったそうだが、その資金はそれまで働いてきた金を充てたらしい。
それからクルマで“獲物”を物色しているうちにこの女児に目をつけ、今回の凶行に及んだというのだ。誘拐し、監禁・飼育して疑似結婚生活を送る。一つ間違えれば、誘拐から約9年2カ月後に発見された2000年の「新潟少女監禁事件」になりかねなかったが、スピード解決できてよかった。
お次は、文春とポストのジャニーズ事務所ネタ。ジャニーズJr.に森田美勇人(18)という若いのがいるそうだ。その彼に、16歳の頃に知り合い交際していたA子さんという彼女がいた。だが今年の3月、A子さんに子どもができてしまったため、彼女に堕胎させた挙げ句に、事務所に知られて付き合いを禁止さたとして、ポイッと捨てたというのである。
おまけにこの若いの、付き合い始めた当時から酒を飲んでいたという。この子にしてこの親あり。この男の母親までがしゃしゃり出て、「私はあんたを許さないよ!」「子どもを堕ろしたのは可哀想だけど全部こっちのせい?」などど、A子さんを面罵したというのである。
ここには、A子さんと森田の会話も載っている。男女の中だから、いろいろあるのは仕方ない。だが、文春の通りだとしたら、未成年のくせに飲酒が日常的で、子どもを堕ろさせて平然としている人間にお咎めなしとは、AKB48以上にしつけに厳しかったはずのジャニーズ事務所とは思えない“変節”ぶりではないか。この事務所の落日を思わせる記事である。
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