シミ除去、ヒアルロン酸注入に包茎手術まで……シルバー世代の美容整形事情
#出版 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
女優・中山美穂(44)が作家でミュージシャンの辻仁成(54)と離婚したが、子どもの親権は辻が持ち、美穂は年下の男に入れ上げていると文春が報じている。これが第6位。
美穂がゾッコンなのは渋谷慶一郎氏(41)で、音楽家、バツイチだそうだ。初音ミクのオペラをパリで成功させたり、電子芸術の国際コンペで栄誉賞を受賞するなど、いま注目されている人だという。
昔から、美穂は惚れると周りが見えなくなるタイプ。だが、渋谷の母親は二人の付き合いを快く思っていないように見える。それは、こんな発言に伺うことができる。
「私は『フランス式にパートナーとして一緒に暮らせばいいんじゃない』と言ったんですよ。(中略)『あなたはさっぱりしている性格だから、歳を取って、若い子を好きになった時に別れるのが簡単だから、その方がいいわよ』と伝えました(笑)」
母親の名しかなかった母子手帳。幸少ない子ども時代を送り、ようやくつかんだ幸せも美穂の手からこぼれ落ちてしまった。そして今の恋も、風前の灯火のようだ。なんか美穂を抱きしめてやりたくなってきたな。向こうは嫌がるだろうけど。
さて、ベネッセホールディングスから顧客情報が流失した問題は、テレビや新聞は騒いでいるが、どうもわかりにくい。
文春はこうした情報が悪用され、詐欺集団が情報を元に、子どもをいい学校へ入れたい親に裏口入学を持ちかける詐欺などに利用される可能性があると心配している。ありえる話だとは思うが、いまひとつ腑に落ちない。
新潮がその「素朴な疑問」に答えてくれている。これが第5位。新潮は、この問題が起きてから、テレビで「(個人情報が)流失して怖いです」と話している母親の住所や氏名がテロップで流れたり、ベネッセが出している妊婦向け雑誌に子どもとママのツーショットが山ほど掲載され、個人情報が日々流出しているのは奇妙ではないかと書いている。
フェイスブックやブログに、子どもと一緒に写っている写真をなんの考えもなしに載せているのに、新聞やテレビが騒ぐと、自らが個人情報を流出させていることなど忘れてしまうのだろうか。
個人情報保護法は2005年に全面施行されたが、そのために「個人情報は絶対保護されなければいけない」という言葉だけが一人歩きし、多くのおかしな現象を引き起こしていることは何度となく報じられている。
例えば、PTA名簿がひとりの親の反対のために作れない。幼稚園では、運動会での個別撮影を控えるように指示される。新潮には、日本海に流れてくるゴミの漂着写真を新潟県のある都市に頼んだら、漂着ゴミの中に中国語やハングルで書かれた文字が個人情報に当たるとまずいと断られた、柔道のトーナメント表に氏名を載せようとしたら保護者に断られ、A君、C君としか書けなかったというバカバカしい話が載っている。
笑ってばかりはいられない。いま一番の問題は、老人の孤独死を防ぐために、そうした不安のある年寄りたちの情報を、自治体や警察、民生委員が共有しようとしてもできないことだ。そのために和光市などは、そうした高齢者たちから一筆をとって、情報を自治体、警察、民生委員と病院で共有して介護モデル地区になっているが、これは人口8万人ぐらいの規模の街で、歴代トップが強いリーダーシップを持っているからできた希有な例である。
そのほかにも、以前は学生がOB訪問をしたいと就職担当者に頼めば、卒業生を紹介してもらえたのに、今では個人情報保護を盾に教えてもらえないため、志望する会社の前で話をしてくれる人間を探さなくてはいけない。
また新潮によれば、こんなケースもあるという。隣家の住人がナイフをちらつかせていたり奇声を発していたりすると、子を持つ親としては心配なものだが、民生委員や町内会、自治会に頼んでも、プライバシーを理由に改善策を講じてくれなくなった。
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