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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム >  パンドラ映画館  > 女性の中に潜む少女性とおばはん的要素の妙味。『怪しい彼女』の“妖女”に男はみんな首ったけ!
深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.278

女性の中に潜む少女性とおばはん的要素の妙味。『怪しい彼女』の“妖女”に男はみんな首ったけ!

ayakano03.jpg障害児の性的虐待を描いた実録衝撃作『トガニ 幼き瞳の告発』(11)のファン・ドンヒョク監督が一転してコメディに挑戦。監督の二面性もすごい!

 『怪しい彼女』を観て思うのは、女性という生物の摩訶不思議さだ。そして女優とは、女性ならではの特性を最大限に発揮してみせる職種なのだろう。ひとつの個体の中に眩しい生命力とその裏には見る見るうちに変貌していく退廃美が隠されている。女の子の中にはキラキラとした輝きと同時に、自分の人生をすでに全部見通してしまったかのようなクールさと大胆さも備わっている。多分、オ・ドゥリはスクリーンの中だけの存在ではない。あなたの目の前にいる女性の中にも、きっと彼女は潜んでいるはずだ。そう、すべての女性はみんな『怪しい彼女』なのだ。
(文=長野辰次)

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『怪しい彼女』
監督/ファン・ドンヒョク 出演/シム・ウンギョン、ナ・ムニ、パク・イナン、ソン・ドンイル、イ・ジヌク、ジニョン(BIA4) 配給/CJ Entertainment Japan 7月11日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国順次ロードショー 
(c)2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved
http://ayakano-movie.com

最終更新:2014/07/10 18:00
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