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鈴木明子、ベッカム…アスリートと障害

鈴木明子、ベッカム「摂食障害」「強迫性障害」に悩むアスリート

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

suzukitomoko_01_140705.jpg『トップアスリート 天使と悪魔の心理学』(東邦出版)

 3月末に現役引退したフィギュアスケーターの鈴木明子。彼女が『私の何がイケないの?』(TBS)で摂食障害に苦しんだ過去を語り話題を呼んだが、「婦人公論」6/22号(中央公論新社)のインタビューでも、そのときの苦しみに言及している。

 鈴木によれば、摂食障害になったのは東北福祉大学に進学し一人暮らしを始めた直後。女性のフィギュアスケート選手は思春期に体型変化で苦しむことが多いが、鈴木の場合は母親がしっかりと食事管理を行っていた。だからこそ、「実家から離れたからダメになった」と思われたくなくて、だんだんと食事がとれなくなっていったという。その結果、1カ月半で10キロも体重が落ち、「最終的には32キロ」にまで減少。身長161センチの鈴木は「まるで幽霊のようにガリガリだったのです」と振り返っている。

「生活のすべてを完璧にコントロールしなければ」──鈴木のこの言葉にも表れているように、一般人以上にアスリートにはさまざまな重荷がのしかかる。そうした心理状態の危うさを指摘しているのが、『トップアスリート 天使と悪魔の心理学』(ポール・ゴーガティ、イアン・ウィリアムソン著、影山みほ翻訳/東邦出版)だ。

最終更新:2014/07/05 13:00
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