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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

「いわくつきの男が提訴」暴力行為を繰り返してきた長渕剛を待つ、法廷での“泥仕合”

51HCFFPCMYL._SL500_AA300_.jpg『昭和』(EMIミュージック・ジャパン)

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 歌手・長渕剛の元マネジャーT氏が、長渕から殴る蹴るの暴行を受けていたとして、約210万円の損害賠償を求める訴訟を今年3月に東京地裁に起こしていたことが、一部週刊誌で明らかになった。

 だが、このT氏は、ブラザー・コーンに恐喝されたと被害を訴え、コーンを逮捕させた挙げ句、自らも別件の恐喝容疑で逮捕されるという、いわくつきの人物。長渕サイドは暴行を否定するなど、現在は双方の主張が真っ向から対立しているようだ。

 しかし、いわくつきなのは長渕も同じ。弱い者に対する彼の暴力は、今に始まったことではない。その昔、長渕がTBSドラマ『RUN』に主演した際、打ち上げパーティー終了後に起こったADに対する暴行事件は忘れるに忘れられない。

 長渕は、先輩の俳優に失礼な態度を取ったという理由で、すでに帰宅したADを呼び戻して有無も言わさずサンドバッグのように殴りつけた。当時、長渕の愛人で、同作でも共演していた国生さゆりはコップ酒をADに投げつけて、長渕の暴行を煽った。さんざん殴った後、長渕は金を投げつけて「訴えるなら、訴えてみろ」という捨てゼリフを吐いた。弱い立場のADは、泣き寝入りするしかないのをわかった上での言葉だろう。案の定、ADはそうするしかなかった。しかし、筆者はこの事件を報じた。すると、長渕が「事実無根」と否定。事務所で筆者と直接対決したいと言うので出向いたが、長渕が現れなかった。その後、長渕が大麻取締法違反で逮捕されるくだりは、以前、このコラムで報告しているので(記事参照)、省く。

 話は戻るが、この事件を重く見たTBSは一時、長渕を出入り禁止にした。しかし、懲りることなく、長渕はその後もコンサート関係者に暴行を働き、重傷を負わせている。長渕は個人事務所「オフィス・レン」に所属しているが、業界ではスタッフの出入りが激しい事務所ということで知られている。

 その理由は、長渕のキレやすく、暴力的な言動についていけないためだといわれている。にもかかわらず、これまで事件として表面化しなかったのは、彼は空手の有段者だからで、警察沙汰になれば、罪は一般人より重くなる。そのため、周囲が必死に、長渕の暴力沙汰を闇に葬ってきたのである。

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