『花咲舞』『ルーズヴェルト』池井戸ドラマが好調、あゆ主題歌に臆測、ジャニーズ大惨敗……春ドラマ総まとめ
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■『続・最後から二番目の恋』“本当の”主題歌はどっち?
3位の『続・最後から二番目の恋』は、小泉今日子と中井貴一がW主演を務める大人のラブストーリー。12年1月に放送されたシリーズ前作『最後から二番目の恋』の全話平均12.4%を、少し上回った。
初回では、「主演の2人の言い合いが長くしつこく、見ていて飽きてしまった」「フランスで偶然(再会)とか、展開がありえない」「続編は、脚本が悪ノリしてる」という苦言も目立ったが、「やっぱり、このドラマの雰囲気が好き」「さすが岡田惠和さんの脚本」と賛辞が増え、熱心なファンを付けた。
主題歌は、前作同様に浜崎あゆみが担当。前作ではエンディングに使われていたが、これが「ドラマの余韻をぶち壊す歌声」と不評だったため、続編ではオープニングに変更。エンディングには小泉と中井が歌うデュエットソング「T字路」が起用され、好評だった。
「T字路」は、クレジット上では“劇中歌”とされていたが、番組の宣伝時には「T字路」が使われることが多かった。そのため、「フジが、浜崎に気を遣ってるのが見え見え」という皮肉めいた声が浮上した。
4位の『BORDER』は、映画『GO』の原作や、ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)シリーズの原案・脚本を手掛けた直木賞作家・金城一紀氏が書き下ろした刑事ドラマ。主演の小栗旬は、死者と対話できる特殊能力を手にした刑事を演じた。
同作の裏では、大作刑事ドラマ『MOZU』が放送されており、第2話までは宣伝に力を入れていた『MOZU』が勝利。しかし第3話で両作が10.1%で並ぶと、そこから『BORDER』の快進撃がスタート。視聴率はみるみる上昇し、第7話では16.7%を記録。結局、『BORDER』に軍配が上がった。
一方で、『BORDER』の最終回は大きな物議を醸した。ラストシーンでは、複雑な思いを抱えた小栗演じる刑事が、大森南朋演じる殺人犯をビルの屋上から突き落とし、殺してしまう。この予想だにしなかった結末に、視聴者から賛否が飛び交った。
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