かみつき、飛びヒザ蹴り「総合格闘技以上」W杯ウルグアイ対イタリア戦の地獄絵図に地元ファン熱狂!
#サッカー
決勝トーナメント進出をかけたウルグアイ対イタリアの大一番。その後半34分に、ウルグアイのエース、ルイス・スアレスがイタリアDFキエッリーニの肩にかみついたことが大きな話題を呼んでいる。
キエッリーニの肩には、はっきりと歯形が残されており、FIFAと審判の判断により、スアレスは今大会残り試合の出場停止処分が科される可能性まで出てきた。現在、ネット上ではかみつきシーンの動画が拡散されているが、一方でこの蛮行を、サッカーファンは驚いていないのだという。
「スアレスのかみつきは有名で、よくあることなんです。オランダの名門・アヤックスに所属していた際には、PSV戦で相手DFバッカルの左肩にかみつき、7試合の出場停止処分を受けている。さらに現在所属しているリバプールでは、昨シーズンの第34節チェルシー戦でイヴァノヴィッチの腕にかみつき、FAから10試合の出場停止処分を受けました。その時は涙を流して謝罪していましたが、“癖”はなかなか直らないようですね」(スポーツライター)
スアレスの蛮行は、これだけではない。4年前の南アフリカW杯・準々決勝のガーナ戦では、1対1の同点で迎えた延長戦終了間際に、枠内に飛んだ相手シュートを故意に手でブロック。このPKをキーパーが止めたことに、大袈裟にガッツポーズをして世界中から非難が集中した。また、W杯南米予選のチリ戦で、DFゴンサロ・ハラにパンチを食らわせたことも。スアレスの問題児ぶりは世界中に知れわたっており、イギリスの有名サッカーサイトの「最も嫌われているサッカー選手」にも選ばれている。
「今回のウルグアイ対イタリアに関しては、試合前から本当の意味で“死闘”になると言われていた。かみつきに隠れてあまり話題になっていませんが、イタリアの悪童・バロテッリも、前半22分にペレイラに飛びヒザ蹴りをお見舞いしているんです。さらに後半14分には、イタリアのマルキージオも前蹴りを行い、一発退場。血の気の多い野次馬ファンの間では、『痺れた!』『なんてエキサイティングなんだ!』『かみつきと後頭部へのヒザ蹴りは、総合格闘技でも禁止されている技だよ』などと盛り上がりを見せています」(同)
ほかにも、ポルトガルのぺぺが頭突きをし、レッドカードをもらうなど、“想定内”の問題行動が目立つ今大会。これから始まる決勝トーナメントでは、クリーンな試合で盛り上げてほしい。
(文=沢野奈津夫)
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