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週刊誌スクープ大賞

第二の尼崎連続不審死事件か――謎を呼ぶ、筑後市連続失踪事件

 さて、サッカーW杯の1次リーグ突破が危うくなった日本代表だが、敗退が決定的になれば、お決まりの「戦犯」探しが始まるのであろう。現代は早くも「弱すぎた!1次リーグ敗退」とタイトルを打ち、「本田も、香川も、長友も、こんなものだったのか」と戦犯候補を挙げているが、新潮が予想していたように、当たる相手はみな格上なのだから、ハナから突破することは難しかったはずだ。実力通りの結果ではないかと、私は思うのだが。

 さて、今週の第6位。文春お得意のネタ、元AKB48のセンターを務めた前田敦子(22)についての記事。

 6月6日の夜、前田が青山で舞台を鑑賞した後、女優の高畑充希や俳優・池松壮亮、柄本時生らと居酒屋でダベっているのを、文春の記者が聞き耳を立てていたそうな。

 すると、前田と交際していたが、破局したのではと報じられた歌舞伎界のニュープリンス・尾上松也(29)とのことをこう話していたというのだ。

「柄本『いま上手くいっているってこと?』
前田『うん、上手くいってるよ』
柄本『……そこまで言ったんなら絶対結婚しろよ、オマエ』
前田『うん、でも全然できるわ-。なんかすっごく好き』」

 こう書き写していると自分がアホに思えてくるが、もう少しガマンしよう。恋多き女が結婚を考えているというのだから男冥利に尽きると思うが、そうではないようだ。

 前田が結婚願望を口にした6日後の渋谷、深夜2時。男は噂の尾上で、連れの女性は40がらみの美人だというから、ずいぶん年が離れている。

 2人はタクシーに乗り込み、女性の自宅に着く直前、尾上が彼女に熱いキスをしたというのだ(証拠写真がグラビアにあり)。

 尾上は「裏切りの車チュー」をした後、その足で向かったのは前田の住むマンションだという。

 この年上女性は、その筋では有名なラジオプロデューサーだそうだ。今が一番楽しい時期であろう尾上が、本気で前田と結婚する気になるのだろうか。

 この話題は、19日朝のフジテレビ『とくダネ!』でもやっていた。前田がAKB48にいたら、秋元康の「威光」を怖れて扱わなかったと思うが、そこを離れたただのタレントには配慮する必要がないのだろう。

 お次は第5位。製薬会社ノバルティスファーマ(以下、ノバ社)が血圧を下げる薬「バルサルタン(商品名・ディオバン)に脳卒中や狭心症などのリスクを下げる効果があるとして、2000年から大々的に販売してきたが、その効能は医学的には存在せず、実験データに不正があったことが判明し、厚労省が調査を続けてきた。

 そしてついに6月11日、データ改ざんの実行犯として、同社元社員の白橋伸雄容疑者(63歳)が逮捕された。

 だが、白橋一人でできるわけはない。京都府立医科大学で大規模な臨床試験を行っていた医師・松原弘明氏(57歳)と白橋容疑者が、二人三脚でやったのではないかといわれている。

 だが、ディオバンが問題になりなり始めた昨年2月末、松原医師の姿は京都府立医大病院から忽然と消えてしまったのだ。

 それを現代が追跡し、捕まえて直撃している。

 彼は奄美大島の名瀬徳洲会病院にいた。病床数255床と島内有数の大規模病院である。

 彼は質問に「もう疲れた。(白橋)一人でやったと思う」と、言を左右にして自分の責任は認めないが、東京地検から聴取を受けていることは認めている。

 ノバ社は、ディオバンの効能を国際的な医学雑誌に発表した京都府立医大には3億8,170万円、東京慈恵会医大には1億8,770万円、5大学合わせてばらまいた総額は11億円を超えるという。

 しかも、それらのカネの「実態は製薬企業が大学の先生に支払う『接待費』なんです」(大学病院に勤務する医師)。巨額な接待費を支払っても、ノバ社はディオバンで1兆2,000億円売り上げているから、大儲けである。

 だが、高い降圧剤を処方されたために、数千億円の医療費がそのために支払われているという。

 現代が言うように「製薬業界の不透明な手口を解明するためにも、まずはディオバンをめぐるノバ社と大学病院の責任を明らかにすることが求められる」はずである。

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