コロンビアがわざと負ける!? ザックJAPANの予選突破を、別グループのコスタリカが握ってるワケ
#サッカー
2戦を終えて勝ち点1、得失点差-1と、どうにも調子が出ないザックJAPAN。「日本が勝利、コートジボワールが敗北」「日本が2点差以上で勝利、コートジボワールが引き分け」が決勝トーナメント進出の条件となり、かなり追い込まれているのが実情だ。
日本が属するグループCは、1位通過するとグループDの2位と、2位通過するとグループDの1位と、それぞれ決勝トーナメント1回戦で対戦することになる。この状況が、ザックJAPANにとって大きな追い風になるかもしれないという。
「グループDの首位は、初戦のウルグアイに続き、第2戦のイタリアも倒し、今大会で最もビッグサプライズを起こしているコスタリカ。しかも、第3戦の相手は敗退が決まっているイングランド。ノリにノッているコスタリカにとって、モチベーションが下がっている相手は有利とみられ、1位通過が濃厚になっています。そして2位争いは、強豪のイタリアとウルグアイ。決勝トーナメント進出が決定しているコロンビアからしたら、1位通過してイタリアやウルグアイと当たるより、2位通過でコスタリカと当たりたいと考えているのでは」(スポーツライター)
確かに、コスタリカは調子がいいとはいえ、コロンビアとしては、トーナメントの戦い方を知り尽くしているイタリアやウルグアイとはなるべく当たりたくないだろう。その上、コスタリカのような中位チームは、グループリーグにコンディションのピークを合わせる。一方、イタリアやウルグアイのようなトップチームは、トーナメントにピークを合わせるため、より前者との試合を望むだろう。
となれば、コロンビアが日本に故意に負ける可能性もあるのではないだろうか?
「コロンビアが破れてコートジボワールがギリシャに勝てば、両国は勝ち点6で並ぶことになる。得失点差でコートジボワールが1位通過となる可能性が出てきます。W杯という世界が注目する大会において、コロンビアが2位通過のためにあからさまに負けることはあり得ません。ですが、“勝たない方向”に持っていくことは十分にありえます。例えば、世界最年長出場記録更新を狙うために、43歳のGKファリド・モンドラゴンが出場するというウワサもささやかれていますし、まだ出場していない選手を試したり、主力の温存を行う可能性は極めて高い。また、もし日本が先制しても、死に物狂いで勝ちにくるということもないでしょう。“自然の流れのまま負けたい”というのが本音でしょうね」(同)
本来ならば、全力対全力の勝負で決勝トーナメント進出を勝ち取りたい日本だが、今の窮地からはこういった計算をせざるを得ない。この状況を追い風にし、明日の第3戦はぜひ勝ち進んでほしい。
(文=沢野奈津夫)
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