都議会「産めないのか」問題、背景に日本維新の会による「塩村・みんな潰し」の空気あった!?
#みんなの党 #維新の会
都議会で「早く結婚しろ」「産めないのか」といったセクハラ野次の被害者となった塩村文夏都議には、海外からも「日本の議員のモラルは考えられないほど低い」という擁護の声が届いている。そんな中、浮上しているのが、日本維新の会による「みんなの党への破壊工作」説だ。
塩村議員の所属する、みんなの党関係者から「塩村さんは維新の会が運営する維新塾の出身なのに、みんなに入党して、恩知らずだと嫌われていた」というのだ。
23日になって、自民党の鈴木章浩都議が「お前が結婚しろ」などの野次を飛ばしたことを認め、謝罪したが、「産めないのか」という発言については否定。複数の自民党議員がいまだ“容疑者”としてやり玉に挙げられている。だが、関係者は「もともと維新の関係者が塩村さんの悪評を都議会の連中に流していたから、そういう空気が出来上がって野次が飛んだのではないか」としている。
その悪評のひとつというのが、野次騒動の直前に持ち上がっていた塩村議員と党倫理委員長、三谷英弘議員の不倫疑惑だ。
「何か意図があって、みんなの党の議員を悪者にする動きがあったとしか思えない」(同)
これについては、全国紙の記者も「みんなは渡辺喜美氏から浅尾慶一郎氏に代表が替わって、現在、浅尾体制と旧渡辺チームがまだ対立をしている状況にあります。やたらみんなの党議員を中傷するウワサが流れていたのは、都議会でも『潰すなら今のうち』という空気があったからでは」と話している。
塩村議員は元グラビアアイドルとしてバラエティ番組でも過激な発言をしてひんしゅくを買っていたが、もとは放送作家だけに「狙ってそれをやっていた才媛」というテレビ関係者の証言もある。維新塾の頃、小沢一郎からその能力を買われてスカウトされたともいわれる人物だ。
「さらに塩村議員は、大きな資金を持つ人脈も持っていて、議会でも警戒する人は多かった」と前出みんな関係者。
しかし、その塩村潰しの手段が、下品なセクハラ野次というのはあまりにお粗末な話。維新の関係者に言わせると「そんな工作とか陰謀なんてありえない。品の悪い議員が一部にいただけでしょう。ただ、塩村さん本人は神経の図太いタイプなので、今回の騒動を大いに利用するのは間違いない」としている。
さまざまな臆測が聞こえる中、さらなる犯人探しの勢いは収まらない。このみっともない騒動で、都議会全体の権威が地に落ちたことだけは間違いない。
(文=ハイセーヤスダ)
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