なんてカオスでマニアック! 資料系同人誌が一堂に会する『資料性博覧会07』レポート
【オタクに”なるほど”面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
現在、「同人誌」と聞けばほとんどの人が創作マンガやイラストの自費出版、あるいはアニメパロディなどの二次創作を扱った物を思い浮かべることと思う。
その一方で、マンガやアニメの作品論・評論をはじめとして映画やテレビドラマ等の評論、鉄道やミリタリーの調査、SF小説やミステリ小説の研究、玩具やコレクションアイテム類の研究・リスト化など幅広い趣味活動を同人誌にまとめ、発表をしているサークルや個人も多い。コミックマーケットのジャンルコード内では【マンガ】ジャンル内の評論・情報、もしくは【その他】の大カテゴリー内で扱われる、広く自由研究的なジャンルでありながら大きな島(テーブル卓を固めたブロックのこと)を形成するほどのサークル数を集めている分野でもある。
そんなさまざまなジャンルの研究誌を発表しているサークルばかりを集めた同人誌即売会『資料性博覧会』が開催されているのをご存じだろうか?
これは「まんだらけマニア館」のスタッフが中心となって開催されているイベントであり、年1~2回の緩やかなペースで行われている。基本的に中古商品を扱うことの多いまんだらけが主催ということで驚かれる向きも多いかもしれないが、実は2009年の冬から続く歴史ある即売会。初期は中野ブロードウェイ4階の空き倉庫スペースを利用した家庭的な規模の催しだったのが、参加者の増加に伴い昨年より外部に会場を移動。さる5月3日に行われた『資料性博覧会07』では中野セントラルパークの地下ホールで行われた大規模なものとなった。今回は近年盛り上がっているインディーズ玩具・ソフビフィギュアを販売するサークルも多数参加。よりジャンルの裾野を広げると同時にカオス感がさらにアップすることとなった。
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