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週刊誌スクープ大賞

フジテレビ化は凋落への第一歩? 女帝・木村優子排除で日テレに黄色信号

 その火種とは、サプライズ選出された大久保嘉人(32)と本田圭佑(27)との確執だというのだ。

 唯我独尊の本田には長友佑都ぐらいしか仲がいいのはいないといわれるが、元セレッソ大阪組は香川真司、清武弘嗣、柿谷曜一朗、山口蛍などがいて、大久保を尊敬しているという。

 その上、ザック監督でさえ、最近の本田の不振を見て、ドリブルで突破力のある大久保を「もう一つの切り札」にしていると、全国紙のデスク氏が話している。

 おまけに、大久保の母親・千里さんまでが、南ア大会のときの食事の席で本田家はほかの家族とは別に自分たちだけで並んで食べていて、ドリンクバーで一緒になった本田の妻に「おはようございます」と声をかけたら「無視されたんですよ」と不満を漏らしているのである。

 自分の息子かわいさからとはいっても、こんな時期にチームメイトに対して批判めいたことを言うのはいかがなものかと思うが、日本代表が一枚岩でないことは確かなようである。1次リーグ突破ができなかったら「悪いのはみんな本田」という声が上がるかもしれない。どちらにしても、このブラジル大会は“孤高のストライカー”本田の出来いかんにかかっていることだけは間違いない。

 さて、現代がオバマ大統領が来日したとき「すきやばし次郎」で寿司を食べる直前、「銀座 久兵衛」の寿司の出前を取っていたという“衝撃的”なウワサが、政界のみならずグルメ界をも震撼させていると報じている。

 どうでもいいことだが、そう言っては週刊誌は成り立たぬ。針小棒大こそ週刊誌の神髄である。

 「すきやばし次郎」でオバマ大統領は寿司を残したことから、そうした話が出てくるのだろう。安倍総理は12カン食べたが、オバマ大統領は8カンで止めた。いや、10カンは食べたらしいと数については諸説あるようだが、2人とも、全部で20カン前後の「おまかせ」を完食しなかったのは確かだという。

 また「銀座 久兵衛」の今田洋輔社長が、雑誌「プレジデント」6月30日号のインタビューでウワサを認め、関係者を驚かせた。

「(オバマ大統領側が、安倍総理との会食前に)寿司の出前を頼まれたのは事実です」
「注文された寿司を食べられたのであれば、半分残されるのはしょうがないかもしれません」

 こう話している。この2店は銀座というより日本を代表する寿司屋だから、自分のところに来てくれなかったのが気に障ったのだろうか。

 だが、この2店のやり方は相当違っている。次郎のほうはほとんど次郎さんが一人で握っているのだが、久兵衛のほうは、160名余りの社員を抱え、就職支援サイトで新卒者を募るなど、寿司屋というよりは企業としての色合いを強めている。

 私はどちらも知っているが、久兵衛はもはや値段は高いが大勢入れ込む大型寿司店で、お上りさんの観光名所のような雰囲気は好きになれない。

 だが、ここでもグルメ専門誌記者が言っているが、「次郎」が実態以上に神格化されているところがあるのも事実であろう。

「海外の人にはよく『ジローに行ってみたいんだけど、おいしいんですか』と聞かれますが、『おいしいけど、あなたが行ってもあまり楽しめないと思うよ』と答えています」(グルメ専門誌記者)

 寿司屋の楽しみはまずつまみを食べながら酒を飲み、いい加減のいいところで寿司をつまむ。だが、昔からの寿司屋のやり方を通す浅草の「弁天山美家古寿司」もそうだが、いきなり寿司が出てくるから食べざるを得ないし、食べてからでは酒を飲んでもうまくはない。

 この確執の裏には政治的な意味合いがあると、ジャーナリストの須田慎一郎氏が解説する。

「安倍総理は『久兵衛』も加盟する『全すし連(全国すし商生活衛生同業組合連合会)』の名誉顧問を務めています。総理が外遊などで積極的に寿司を売り込もうとするのも、そこで『久兵衛』が選ばれるのも、『全すし連』からの働きかけがあるためでしょう。今回の騒動は、オバマ大統領側の要望で会食には『次郎』を選んだが、『久兵衛』の顔も立てるために日本側が出前を用意した、というのが真相ではないかと考えています」

 なんのことはない、本当は「久兵衛」を選びたかったのに、オバマ大統領に「次郎」と言われてしまったため、仕方なく「久兵衛」からも出前を取って格好を付けたかった安倍さんの「思惑」から生まれた、ばかばかしいお話だったというわけである。お粗末様でした。

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