「セックスを通じて自我の形成を描きたい」実写化されたマンガ『うわこい』作者が“性”を描く理由
2014/06/01 13:30
【オタクに”なるほど”面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
マンガ『あきそら』(秋田書店)など、性をテーマにした作品で知られる糸杉柾宏の『うわこい』(少年画報社)が、実写映画として公開中だ。本作のテーマは「浮気」。幼なじみの女の子・ユノと公認のカップルとして一緒に暮らすユキテル。そんな彼が、ある日同級生のレナと関係を持ったことをきっかけに、次々と「浮気」の関係に溺れていくという物語だ。
大胆な濡れ場も多い『うわこい』、まさかの実写化にあたって、原作者である糸杉柾宏氏に話を聞いた。
実写映画化された『うわこい』作者の糸杉柾宏氏。
――まず、マンガ『うわこい』はどういうきっかけで始まったんですか?
糸杉 本当タイミングですね。たまたま当時「月刊ヤングキング」(現・月刊ヤングキングアワーズGH/少年画報社)の編集さんと知り合って、声をかけてもらって。それで実際すぐ連載というのはなかなかないんですが、お会いしてすぐ雑誌を送ってもらうようになったんですね。これは編集さんも本当にやる気なんだなと。
それと、送ってもらった雑誌が面白かったんですよ。「ヤングキング」のヤンキーマンガって絵がうまいのに加えて、読みやすいんです。
それで、そこでラブコメ的なものをやりましょうという話になったんですね。要は“拳で語るか”、“チンコで語るか”の違いだけでヤンキーマンガもラブコメも変わらないんだ、ということに無理矢理して(笑)。だから、『うわこい』はヤンキーマンガのつもりで描いてます。
――ヤンキーマンガですか(笑)。
最終更新:2014/06/01 13:30
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
16:20更新
イチオシ記事
山岳民族に残る「嫁さらい」の実情を追う 『霧の中の子どもたち』と日本の非婚化