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プロ野球楽天・星野監督「休養」で狂った“野球界のサブちゃん”球宴出場計画

rakutenfukuyamsa.jpg選手名鑑 | 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト

 楽天・星野仙一監督が26日、持病の腰痛悪化を理由に休養を発表。この日は、佐藤義則投手コーチが代行を務めた。星野監督は難病の黄色靱帯骨化症と診断され、当面休養することになった。今回の休養劇は、闘将が青写真を描いていた、とある選手の「球宴出場計画」にも大きな影響を与えることになりそうだ。


 この日、楽天野球団の立花陽三社長は、駆けつけた報道陣の前で「少し前から腰を痛めており、今日は歩くのも困難な状態であると報告を受けました」などと事情を説明していた。

「監督は、坐骨神経痛がひどく、試合よりも自分自身の体との戦いを強いられていたといいます。そのため、打撃や打順に関しては田代富雄コーチが、投手陣の起用などについては佐藤コーチがある程度骨組みを決めて、星野監督が最終決定するシステムを取っていた。これも、不測の事態に備えてということだったようです」(プロ野球関係者)

 指揮官不在のチームの成績に大きな影響が出ること必至の状況だが、もっと影響が出そうなものがあるという。

「監督は手薄な中継ぎ陣の中でも、特に福山博之投手にかなり目をかけていた。演歌歌手・北島三郎似で、チーム内では“サブ”という愛称で呼ばれています。現在25歳の彼は、最初に入った横浜DeNA2年目の秋、打者転向を拒否し、解雇。楽天に拾われました。すると、今年4月にはプロ4年目で初勝利を挙げるなど、才能を開花。いまや“勝利の方程式”に組み込まれるほど成長した。逆境からはい上がった右腕を、星野さんは取材陣の前で、事あるごとに『サブ! サブ!』と名前を出し、知名度もアップ。その流れで、オールスターゲームに監督推薦で引っ張り出したいと計画していたようです。実現すれば“若きリストラの星”として、星野さんらしいエピソードたっぷりのシナリオがついた再生劇となるところでしたが、彼を絶妙なタイミングで起用する星野さんが不在となれば、話は別。この計画も、幻となってしまうんです」(チーム関係者)

 野球界の“サブちゃん”が全国区になるか否かは、闘将の復帰にかかっている。

最終更新:2014/05/29 18:00
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