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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > つけ麺バーガーを食べてきた!
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第19回

懲りないバーガー屋が生んだ 炭水化物のバケモノ『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』

 あのロッテリアがまたやりやがった!

 1年前、麺屋武蔵とのコラボでラーメンバーガーを期間限定販売したが、口の中の水分を容赦なく奪い取るそのモソモソ感に、さすがのロッテリアン(ロッテリアのファン?)たちからもディスられたはずだったのに……。

 今回、発売したのはなんと、アノ、元祖つけ麺屋である『東池袋大勝軒』監修による『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』だ。しかし、記者はその炭水化物の固まりを喰らう前からアタマに来ていた。

 その理由は、当初、5月20日から発売の予定だったものが、問い合わせ殺到により、18日に前倒しして発売が開始されていたのだ! それを知ったのは、18日のももクロの24時間Ustreamでのこと。事前に期間問い合わせのメールをしているにも関わらず、その相手にメールで知らせてくれないなんて、こりゃきっとそうとうデキの悪い商品に違いないとロッテリアに乗り込んだ。

daishoken.jpg

 注文したのは『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』のもちろん特盛り。「10分ほどお時間いただきます」といわれ、ほどなく着丼ならぬ着バーガーしたのがコレだった。

daishoken2.jpg看板の写真と実物が違うのは、風俗やキャバクラとも共通したお約束だ。

 バンズの間に3段に積み重ねられたつけ麺。その脇にあるのはつけ汁である。ちょっと彩りは寂しいが、見た目はまずまず。つけ汁の具は、大きなチャーシューを筆頭に、メンマにナルト、ネギといったオーソドックスなもの。本家大勝軒ではこの他にゆで卵も乗っているが、そこまで求めるのは酷か? 

daishokens3.jpg予想外に大きなチャーシューに驚いたが、もう少し柔らかいとさらに嬉しい。店内で食べるとスープ割りも可能。

 そして、いよいよつけ麺バーガー実食……ってどやって喰うんだよ?

 ももクロのメンバーも同じこと言ってたけど、特に特盛りだとつけ汁の容器に3段のつけ麺バーガーを浸けることができないのだ。

 しかたなく1段分の麺のみをつけ汁に浸け、添えられた割り箸で固まった麺をほぐしながらすすり上げた。

「ふ~む……」

 本来なら魚と豚の風味が一気に口から鼻に抜けるはずだが醤油の風味がつよく、麺も焼きそばみたい。これならいっそ、回転寿しみたいにバーガーじゃなくて、普通に“ラーメン”作っちゃえばいいのに。

 ちなみに、庶民舌の記者のベストバランスは、バンズにつけ麺1段を挟んでつけ汁に浸けてかぶりつく普通の食べ方だった。『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』は“並”を喰うべし!

ロッテリア『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』
並650円大盛り700円特盛り750円
意外性 ☆☆☆!
味   ☆  
店   無評価

IMG_0717.JPG東池袋大勝軒前にて。『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』の販売期間は約2週間とのことだ。

最終更新:2019/11/28 19:33
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