仕切りもタイムキーパーも受付も接客もお仕事です!? “地下アイドル”の立ち位置とその扱いを問う
【オタクに”なるほど”面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
あなただけ、今晩は。まだ見ぬ“本当の自分”を探しに続々とインドやアメリカへ飛び立つ同級生たちを横目に、自分とは何か考えず、のうのうと売れずに5年目、地下アイドルの姫乃たまです。
「アイドル」という華やかな(もしくは華やかに見せる)職業でありながら、マスメディアに露出せず、日の当たらない地下にあるライブハウスで歌い続ける「“地下”アイドル」って、そもそもなんなんでしょう?
アイデンティティの形成も最終段階を迎えようとする16歳から、地下アイドルの世界に片足を突っ込み、以来「自分とは何か」より、自分の肩書きである「地下アイドルってなんだ?」という問いが先に立つようになってしまいました。いや、ほんとに地下アイドルってなんなんでしょう。
まあ、そんなこと言いつつ、本当はこの奇妙な肩書き、気に入ってるんですけどね。ちなみにメジャーへの経過として活動している子たちにとっては蔑称となりますので、お気を付けて……!
さて、地下アイドルのライブイベントは、某有名アイドルのように週末だけでなく、毎夜いたるところで開催されています。“いたるところ”、というのがどれくらいの数かと言いますと、多すぎて観客の人数より出演者のほうが多いことがあるくらい、です(こうなるともう地下というかなんというか……深海?)。
私がその日、知人のアイドルさんから誘われたイベントは、それこそ地下ではなくて3階という(地下アイドル的に)高層階で開催されました。ライブハウスというよりイベントスペースといった小さな会場でしたが、CD1枚持って、身ひとつで、どこでもライブをしてしまえるタフさは地下アイドルの魅力だと思います。
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