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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > MX“強烈”懐ドラ連発のワケ

『ヤヌスの鏡』『スタア誕生』……今、TOKYO MXが強烈“懐かし”ドラマ連発のワケとは?

yanusu.jpgTOKYO MX『ドラマメモリーズ「ヤヌスの鏡」』

 4月1日より『ドラマメモリーズ』(24時30分~25時25分)として、TOKYO MXのサブチャンネルで毎日深夜に「懐かしのドラマシリーズ」放送がスタートした。

 曜日替わりで『ヤヌスの鏡』(月)、『アリエスの乙女たち』(火)、『もう誰も愛さない』(水)、『花嫁衣裳は誰が着る』(木)、『スタア誕生』(金)と、80年代アイドルドラマを中心にした、実に豪華なラインナップ。

 しかも、同じ南野陽子主演でも『スケバン刑事』でなく『アリエスの乙女たち』だったり、堀ちえみ主演でも『スチュワーデス物語』でなく『スタア誕生』だったりと、絶妙な「ハズし具合」もグッとくる。キー局の夕方再放送枠などではなかなかお目にかかれないセレクトだが、なぜ今こんな豪華なラインナップが可能になったのか? TOKYO MX編成部に聞いた。

「4月から24時間マルチチャンネル『TOKYO MX 2(092ch)』の編成がスタートするに当たり、視聴者にチャンネルを合わせてもらうにはどうすればよいかということを考えました」

 どんなに魅力的な30分番組があっても、そこだけにチャンネルを合わせてもらうのは難しい。そこで、世界の名作アニメの「ゾーン1・MORNING1」、アジア歴史ドラマの「ゾーン2・MORNING2」、海外ドラマの「ゾーン3・NIGHT」、懐かしのドラマの「ゾーン4・MIDNIGHT」と、4つの「帯」で視聴習慣をつけてもらう戦略を打った。そのひとつが、「ゾーン4」の懐かしのドラマなのだという。

 ゾーン編成で配慮したのは「MX1の視聴者層とバッティングさせないようにすること」。

 たとえば、新作アニメやバラエティは、TOKYO MXでは重要なコンテンツになっているが、そのメイン視聴者層が10~30代であるのに対し、「MX2」はもっと上の層、40~50代をターゲットとしているそうだ。

「具体的な作品は、社内の40~50代の人にラインナップを見せて、反応の良いものの中から放送権がクリアされているものを選びました。80年代ドラマは、今見ても『あれ?』と思う、ツッコミどころ満載の作品が多いので、Twitterでも話題にしていただいています」

 リアルタイムで見た世代には懐かしく、若い世代には「ファーストコンタクト」の刺激がある。また、「懐かしい○○」特番などで一部だけ見たことがある人には全編通して見るチャンスとなり、おなじみの俳優たちの若かりし頃を見る新鮮さもあるという。

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