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週刊誌スクープ大賞

元・名物編集長が古巣に愛のムチ!「『フライデー』はなぜ面白くなくなったのか」

 石尾さんによると、12年3月にN店長が来てから仕事の内容が大変になり、いじめも受けるようになったという。N店長や後任のM店長から何度も「次の更新はないからな」などと言われるようになり、とても嫌な思いをしたという。

 そのため、石尾さんはユニクロに地位保全等を求める訴訟を準備しているそうだが、陳述書にはこんなくだりが出てくる。

「私の様子をじっと見て回るスタッフがいて、あらを指摘されることが増えました。『仕事がのろい』『仕事ができない』などと怒鳴られる事も増え、分からない仕事のやり方をMさんに聞いた時などは『何でそんな事いちいち聞く!?』と、フィッティングルームのお客様に聞こえるような声で怒鳴られた事もあります」

 自主退職を迫るユニクロに対して、石尾さん側は、弁護士を立てて訴訟の準備を始めたが、そのことで事態が変化したという。石尾さんの家族とユニクロの人事担当者、M店長とで話し合いが持たれ、この席でユニクロの人事担当者は、石尾さんが他店舗へ異動する折衷案を持ち出してきたそうだ。

「そもそも最初に『お客の迷惑になる』として自主退職を勧めておきながら他店舗への異動を打診するなど、ユニクロ側の主張は根本から矛盾している」(文春)

 それに弁護士は、石尾さんの障害を考えると他の店舗への通勤はほとんど不可能だという。

 石尾さんの家族が民事訴訟を行うのは、今後、同社の障がい者雇用が改善する礎になればとの思いからであるという。

 これまでもこうしたケースはあったが、障がい者雇用に詳しい弁護士によると、家族の側に、障がい者の子どもを雇ってもらっているという引け目や、事を荒立てたくないという気持ちが強く働くから、なかなか表面化しないという。

 しかし、企業が障がい者を雇用する際、厚生労働省から各種助成金を受けることができるのだ。

「ファーストリテイリングも厚労省も、これまでどれだけ助成金が支払われたのかについて、情報開示を拒んでいる。しかし仮に一人につき五十万円が支払われ、一千人以上の障害者を雇用しているとするなら、同社は五億円超の助成金を受け取っていることになる。ユニクロにはその分、健常者を雇う時以上の責任が求められるはずなのだが……」(同)

 ファーストリテイリングに質問状を送ったが、同社のコーポレート広報部の古川啓滋部長は「取材対応ならびにご質問への回答は控えさせていただきたく存じますと」と回答してきたという。

 非正規社員1万6000人の正社員化や障がい者雇用の促進を声高に言うユニクロ柳井正社長だが、その実態が「ブラック企業隠し」であるとしたら、ユニクロのブランドも色あせてしまうことになるはずである。ここは、柳井社長自ら文春のインタビューに答えて、疑惑を“晴らす”しかないと思うが。

 今週堂々のグランプリに輝いたのは、現代の“仰天”記事である。オバマ大統領の夫婦仲の悪さと不倫。これだから週刊誌は面白い。

 国賓待遇なのに、日本側が再三お願いしても、ミシェル夫人を同伴することを拒否したオバマ大統領。夫人を同伴しない国賓待遇というのは、05年のモロッコ国王の例があるだけだと外務省関係者が話している。

 オバマは、ミシェル夫人は子どもたちの学校の都合で来られなかったと弁明したが、ミシェル夫人は3月20日から26日まで2人の娘を同伴して訪中したばかりだから、説得力に乏しいことは間違いない。

 では真相は? オバマ家の取材を続ける在米ジャーナリストの飯塚真紀子氏がこう暴露する。

「一説に言われている『ミシェル夫人は日本が嫌い』というのは間違っています。正確に言えば、『ミシェル夫人は夫が嫌い』なのでしょう。嫌いな夫とともに日本、韓国、マレーシア、フィリピンと4カ国も歴訪するなど真っ平ご免ということです。2人はもうずいぶん前から『仮面夫婦』状態で、『大統領退任の日が離婚の日』と言われているほどです」

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