一般の映画館では上映不可!? 児ポ法改定を前に、映画『ヴィオレッタ』が脱がしたのは“人生”
2014/04/28 14:00
【オタクに”なるほど”面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
映画『ヴィオレッタ』公式HPより。
児童ポルノ法改定が危惧される中、「児童ポルノ」の被写体にされた被害者が自身の体験を描く、前代未聞の映画が登場した。しかも、日本国内の上映では映倫が「審査適応区分外」とする内容で話題を呼んでいる。
それが、エヴァ・イオネスコ監督作品『ヴィオレッタ』だ。この作品は2011年のカンヌ映画祭で批評家週間50周年記念映画として上映された作品だ。この監督の母親は、写真家のイリナ・イオネスコ。彼女は娘のエヴァを被写体にして1977年に写真集『鏡の神殿』などの写真を次々と発表。母娘は芸術的な少女ヌードの被写体と写真家として世界に名を知られることになった。
ところが2012年、エヴァは少女時代の撮影と出版に対して母親を相手取り20万ユーロ(約2800万円)の損害賠償と写真の返却を求める訴訟を提起。裁判でエヴァは勝訴し、1万ユーロ(約140万円)の損害賠償と写真・ネガの引き渡しを命じる判決が出ている。
つまり、この映画は母親によって、本意ではない少女ヌードのモデルとされた娘が、それを強要した母親をとの確執を描いた作品なのだ。
最終更新:2014/04/28 14:00
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