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「『小悪魔ageha』だけじゃない」ファッション誌、主婦向け誌が次々と……!? 休刊雑誌クロニクル

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■「おはよう奥さん」(学研マーケティング/13年10月号で休刊)、「すてきな奥さん」(主婦と生活社/14年 05月号)

 主婦向け雑誌「おはよう奥さん」は、1995年6月に創刊。休刊が決まり、内容が雑になる雑誌もある中、同誌の最終号には、ミッキーとミニーがプリントされたトートバッグが付属されていた。また、毎号チェーン店の割引券が付いており、最終号には「ケンタッキー・フライド・チキン」、その前には「銀だこ」の割引券が付いていた。

 キャッチコピーは「元気ミセスを応援“生活すべすべマガジン”」。「すべすべ」には、潤滑な家事を手助けするという意味があるのだろうか? 休刊した今となっては、謎のままだ。

 誌面には、家計のやりくりや、料理、家事、収納などの情報が所狭しと展開。最終号では「ほぼ0円レシピ」「ホットケーキミックス×以外なアレで簡単おやつ」「マイホームを買ってもお金が溜まる家計ワザ」といった見出しが躍った。表紙に有名芸能人を起用することは少なかったが、時として元モーニング娘。の保田圭や、安めぐみが登場。年間購読者も多く、休刊時には多くの「やめないで」の声が寄せられたという。

 一方、今月発売号で休刊する「すてきな奥さん」の歴史は、「おはよう奥さん」を上回る24年。最終号は、「ぜ~んぜん頑張らずに100万円貯める♪」という、夢のような特集が目を引いた。

 ただ、同出版社では、6月7日に主婦向け雑誌「CHANTO」を創刊。休刊というよりは、大幅リニューアルとみていいようだ。ちなみに「CHANTO」の公式サイトでは、雑誌名について「家のこと、子どものこと、自分のことを『ちゃんと』楽しむように、という願いがこめられています」と紹介されている。しかしどうも「家事をCHANTOこなせ」「育児をCHANTOしろ」と、見張られているような強迫観念にかられるのは、筆者だけだろうか……?

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■「GLAMOROUS(グラマラス)」(講談社/13年8月号で休刊)

 「ViVi」(同)のお姉さん雑誌として、05年に創刊。専属モデルには、岩堀せりや佐田真由美、長谷川潤、大屋夏南など、EXILEのHIROが社長を務める芸能事務所・LDHの所属者が大半を占め、同誌主催の専属モデルオーディションの合格者も、LDHに所属した。

 20代後半の「大人ギャル」をターゲットに、辛口クール系スタイルを提案。男性目線を意識せず、しっかりと自立し、「おしゃれでかっこいい」と一目置かれることを重要視していた。また、毎年恒例企画として、読者に相応しい男「グラ男」を、一般男性の中から100人選出していた。

 08年には、「乳がん撲滅チャリティ」として、高岡早紀、観月ありさ、梨花、中島知子(オセロ)ら女性タレント10人のセミヌードを写真集としてまとめ、別冊付録にしたことで話題となった。しかし、この企画に疑問を感じた乳がん患者が中心となり、「『グラマラス』の乳がん撲滅チャリティ・ヌードに抗議する会」が発足。「乳がんの手術や治療で女性としての身体の変化にショックを受けている患者が多数いる中で、乳がん啓発キャンペーンでセミヌードという手法を使うのは無神経であり、乳がんという病気や治療の実態に関する理解に欠ける」「寄付金の扱いが不透明」と訴えて署名活動などを行うなど、論争となった。

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