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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > リップス、ジル、女性誌次々休刊

「『小悪魔ageha』だけじゃない」ファッション誌、主婦向け誌が次々と……!? 休刊雑誌クロニクル

 今月、世間を駆け巡った出版社・インフォレストの事業停止のニュース(関連記事)。同社の「小悪魔ageha」「サムライマガジン」「Happie nuts」「I LOVE mama」「NAIL MAX」といった雑誌は、なんの前触れもなく発行が途絶え、読者や出版業界に大きな衝撃を与えた。

 「ぴあ」(ぴあ)や「PS」(小学館)をはじめ、実に100誌以上が休刊に追い込まれた2011年以降、少し落ち着きを取り戻したかのように見えた出版業界だが、ここ半年で有名ファッション誌をはじめ、女性誌の休刊が続いている。その一部を振り返ってみたい。

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■「Lips(リップス)」(マガジンハウス/14年5月号で休刊)

 「30代のいちばん使える!リアルなファッション誌」をコンセプトに、2011年3月に創刊。表紙にやたら優香が登場していた同誌だが、最終号も、もちろん優香。また、プロモーション時には、aikoや、いきものがかりの吉岡聖恵、Charaなど、決して美人ではないが、個性的な女性ミュージシャンが表紙を務めることでも知られていた。

 見出しには、とにかく“着回し”“安い”という文字が躍り、最終号の特集は「いつだって“安い服”しか欲しくない!」。表紙には、「¥1420からのワンピ」「アウターは¥2900から!」「厳選大人つなぎも¥1990で!」「『GU』新作で全身¥5000まで」と、まるでバーゲンのチラシのような文字が並んでいた。

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■「JILLE(ジル)」(双葉社/14年3月号で休刊)

 「Soup.」(ジャック・メディア)や「SEDA」(日之出出版)、「PS」などと並ぶ青文字系雑誌として、01年に創刊。「ワンランク上のリアルカジュアル」を掲げ、20代女性をターゲットにストリートカジュアルを提案してきた。

 青文字系全盛期は好調だったが、「Soup.」の人気に押され、部数が縮小。ここ数年、表紙には水原希子や吉高由里子、長澤まさみが登場することが多く、一部女性読者から「表紙の人選がイマイチ」という声も上がっていた。

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