アニメ関連DVD市場はアイドルDVDを超えた!? 新レーベル「あにぷぅ」担当者が語る展望
【オタクに”なるほど”面白い!オタクニュース・ポータル「おたぽる」より】
アイドルDVDなどを多く手がけるメーカー・リバプールから、4月18日、アニメ関連の新レーベルが誕生した。その名も「あにぷぅ」。第1期ラインナップでは人気声優・島﨑信長さんらを起用したドラマCD『英会話教師 前園君と後田君!!』や、平川大輔さんが声をあてるアニメエクササイズDVD『俺と一緒にトレーニング』など、全4作品をリリースして、アニメイトで独占販売するという。
声優やアニメをフィーチャーした新レーベルということだが、その設立の経緯やアニメ関連DVD市場の現状について、リバプールの「あにぷぅ」担当者・佐藤氏に直撃した。
──今回、アニメイト専売の新レーベル「あにぷぅ」を立ち上げた経緯や内容についてお教えください。
佐藤 「あにぷぅ」は、「アニメ好きの皆様の夢を叶えます」というメインテーマを掲げて作ったアニメイト様専売のレーベルです。「あにぷぅ」はアニメイト様の「あに」と、リバプールの「ぷぅ」を組み合わせました。今回はCD1枚とDVD3枚を発売し、今後ジャンルにこだわらずに様々な商品を展開していきたいと思っています。
立ち上げのきっかけとしては、弊社で作った『よくわかる!陸上自衛隊』というDVDのプロデューサーの方が、たまたまテレビアニメ『ガールズ&パンツァー』(以下『ガルパン』)も担当されていたので、コラボレーションのご提案をさせていただきました。「アニメのファンにも観ていただきたい」と、あくまで興味の範囲を広げるということでのコラボレーションでしたが、オリコンのDVDウィークリーチャートで1位を獲得しました。今、映像業界をけん引しているアニメ市場の力を実感いたしました。
──実際の『ガルパン』効果というのは、どれくらいのものだったのですか?
佐藤 もともと『自衛隊』シリーズは、震災の影響もあり自衛隊への注目度が上がっていたため、第一弾から弊社のヒットコンテンツでした。シリーズものによくあるように第二弾はやはり少し売り上げが落ちましたが、『ガルパン』とコラボした第三弾は第一弾よりも売れていて、今も販売枚数が伸びています。シリーズ累計で20万本を超えるヒットシリーズです。
──「アニメのDVD市場に気づいた」ということでしたが、実際「あにぷぅ」を立ち上げるにあたってどのように進めていったのですか?
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