プロ野球・阪神 打棒爆発「3タテ」に隠れた“5月攻勢崩壊”の危機度
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新外国人・ゴメスの大活躍で、ここまで14勝8敗(※4月22日現在)と好調な和田阪神。だが、ド派手で目立つ打撃陣の陰で、現場では早くも「5月攻勢崩壊の危機」の声が上がっている。
開幕から22試合。ここまで、リーグトップの29打点を稼いだ絶好調のマートンが急ブレーキ。代わりに「本領発揮」をし始めたのがゴメスだ。20日のヤクルト戦でも、タイムリー2本で5打点を稼ぐ好調ぶり。和田監督も「とにかく、得点圏にランナーを置いた時の集中力がいい!」とべた褒めだ。
一方、これらの足を引っ張ること間違いなしなのが投手陣だ。この日、1軍昇格即先発となった左腕・岩田稔が5回4失点で降板。前日投げた榎田大樹も炎上し、2軍に落とされるなど「先発で安定しているのは能見、メッセンジャー、藤浪の3人だけ」(プロ野球番記者)と厳しい状況。試合後、指揮官も「次は(岩田も)しっかりやってくれるでしょう……いや、やってくれ、だな」と、険しい表情を浮かべていたという。
現時点で貯金があるのは、阪神のほか巨人、広島の3チームのみ。だが、番記者の間では「このままじゃ危ない……」と口にする者が多い。
「確かに、今年は韓国からオ・スンファン投手を獲得するなど、懸案事項だった抑えを補強してシーズンに臨んでいるが、勝ちパターンの中継ぎの顔ぶれを見ると福原、安藤、加藤……全員、アラフォーなんです。そんな中、最低でもあと2人は先発が欲しいのに、連日連夜中継ぎをつぎ込むと、間違いなく5月でガタがきてしまい、ゲームの中盤から終盤で逆転されるケースが出てくる。となると、“勝つのは鯉のぼりの季節(5月)まで”がお約束の広島はさておき、宿敵・巨人とマッチレースをするには、あまりに脆弱すぎます」(スポーツ紙記者)
打線に元気があるうちに、課題の投手陣の整備を行わないと、虎が沈むのは目に見えている──。
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